2014年 アーノルド・パーマーインビテーショナル
期間:03/20〜03/23 場所:ベイヒルC&ロッジ(フロリダ州)
独走のスコット「今日はのどが痛い」
2014/03/22 09:06
世界ランク2位のアダム・スコット(オーストラリア)が、米国男子ツアー今季初勝利へ早くも盤石のリードを築いた。「アーノルド・パーマーインビテーショナル」の初日にコースレコードタイの「62」をマークすると、この2日目には6バーディ、2ボギーの「68」。通算14アンダーまでスコアを伸ばし、後続には7打差を付けて週末を迎える。
前日のラウンド後には、開幕前まで発熱に苦しんでいたことを明かしたスコット。そして2日目は「昨日の朝に起きた時より、だいぶ良くなった。今は少し、ぼうっとしていて、のどが痛い。もう最悪ってほどじゃないって願ってるんだけど」という状態。だが、その言葉をにわかに信じがたいプレーがこの日も続いた。
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開始5ホールはパーが並び、初バーディを奪った直後の7番でボギーを叩くなど、難しいピン位置もあって、さすがに停滞するかに思われたスコット。しかし9番で4メートルのバーディチャンスを活かすとエンジンがかかった。10メートルを沈めた15番からはこの日2度目の2連続バーディ。
「ビッグスコアを出した次のラウンドとしては最高だと思う。特にこういうコースでは簡単じゃないからね。1番で良いパーセーブ(2打目でグリーンを左に大きく外すも、4メートルのパーパットを沈める)ができたのが、昨日の勢いを止めなかった要因だったと思う」。最終18番での3パットボギーは、ご愛嬌だ。
「明日で勝負は決まらない。まだ折り返したところだよ。残り2日間で7打差なんて、十分なリードじゃない」と話したが、米ツアーで36ホールを終えた段階で後続に7打差のリードを付けたのは、昨季の「WGCブリヂストンインビテーショナル」を制したタイガー・ウッズ以来。米ツアー通算11勝目へ、早くもカウントダウンが始まった。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)
<上位の成績>
1位/-14/A.スコット
2位/-7/J.B.ホームズ、F.ザノッティ、F.モリナリ
5位/-6/K.ブラッドリー、J.ドナルドソン、J.コクラック、B.スネデカー、M.ホフマン
10位/-5/石川遼、I.ポールター、J.メリック、C.ハウエルIII、M.エブリー
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