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2014年 バルスパー選手権
期間:03/13〜03/16 場所:イニスブルックリゾート(フロリダ州)
64位→5位 歴代覇者のグーセンが大爆発
2014/03/16 08:25
ムービングデーの穏やかな朝に、レティーフ・グーセン(南アフリカ)が急浮上を遂げた。フロリダ州イニスブルックリゾートで開催中の「バルスパー選手権」3日目を、3オーバーの64位タイから出ると、中盤から一気に7バーディを奪って通算4アンダー。ジョン・センデン(オーストラリア)と並ぶベストスコア「64」をマークし、首位のロバート・ガリガスに4打差の5位タイに詰め寄った。
「昨日は良いプレーをしていたんだけど、パットがまったく入らなかった」というグーセンのイライラは、全体の2組目で出たこの日のスタート直後も同じだった。6番までチャンスがありながら、パーが並ぶ展開。しかし「(キャディの)マークに『全然入らない』って言ってたんだ。でも7番で突然入って、事が始まったよ。やっとだ。4.5メートルの大きなフックラインを沈めてから、急に“カップが大きく”なった」と、いきなりエンジンがかかった。
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その7番から3連続バーディ。さらに第2打をピン手前2メートルに付けた12番から2連続。難易度の高い終盤3ホール“スネーク・ピット”の入口16番では花道から「あれはボーナス」というチップインバーディ。そして17番(パー3)では4番アイアンでのティショットを1メートル強につけ、ギャラリースタンドは大騒ぎになった。
驚くべきはこれだけ量産したバーディが、パー5では一度も獲れていないこと。2003年、09年大会を制しているベテランは「このコースはトリッキー。ピンサイドにグリーンを外したら、パーセーブが一気に難しくなる」と言うが、「グリーンが本当にきれいな午前中のプレーで良かった」と好条件を見事に活かした。
全米オープン2勝のメジャー王者。しかしここ数年は腰痛に苦しんできた。12年「全米プロ選手権」後には椎間板の手術を受け、戦線離脱の苦しみも味わったが今年1月の「ソニーオープンinハワイ」で8位に入るなど、復活の道を歩んでいる。
正午になる前のホールアウト直後「今日の終わりに、リーダーボードの上位にいたら、チャンスだ。ここ何年かは最終組の近くでプレーしていないからね。明日そうなれば嬉しく思うよ」と話した。土曜日はトップから2組目、そして日曜日は最終組の3つ前の組でプレーする。(フロリダ州タンパ/桂川洋一)
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