米国男子ツアーのフォトギャラリー
2014年 WGCキャデラック選手権
期間:03/06〜03/09 場所:トランプナショナルドラール(フロリダ州)
パット不振で「10打損した」 松山英樹34位で帰国へ
フロリダ州のトランプナショナルドラールで開催された「WGCキャデラック選手権」最終日。4オーバーの21位タイから出た松山英樹は3バーディ、1ボギー、2ダブルボギーの「74」で回り、通算6オーバーの34位タイで4日間の戦いを終えた。
多くの試合で日曜日に強さを発揮してきた姿は、影を潜めた。晴天に恵まれ、ビッグスコアも期待されたコンディションで、松山は前半から苦しんだ。3番で4メートル強のパットを外してボギーを叩くと、その後はなかなかチャンスを作れない。「今はスイングを色々と試している状況。昨日まで良い感覚で打てていたものが打てなくなった」
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7番で右ラフからの2打目をグリーン左奥に大きく外し、続くアプローチはバックスイングを十分に取れないほど後方の木が近く、手前のラフへ。4打目のロブショットでもグリーンに乗らず、ダブルボギーを叩いた。さらに9番(パー3)ではティショットを右の池に打ち込み、2つ目のダボ。10番までにフェアウェイバンカーに入れたのが1回、グリーンサイドのガードバンカーに入れたのが5回と、本調子には程遠かった。
しかし転んでもただでは起きない。右手前からチップインさせた11番から2連続バーディ。15番(パー3)では第1打をピンそば2メートルにつけて3つ目を奪った。気分は「後半になって少し良くなって来たんで、もうハーフくらい行きたかった」くらい。
ただし、このサンデーバックナインも10番で4.5メートル、13番で2メートル、14番で3メートルなどバーディチャンスをことごとく外したこともあり、「4日間で10打くらい損をしている」とグリーン上の戦いを悔いた。「練習をショットとアプローチに重点を置いていたので、しかたないところもある。ショット、アプローチが良くなって来れば、パットにも比重を置けると思う」と今後に向けた練習のビジョンを描いた。
近日中に一時帰国し、次戦は4月のメジャー初戦「マスターズ」となる。1月から約2ヶ月間の米国滞在を「毎日、日本食ばかり食べていたので、あまりアメリカに来ている感じはなかったけれど(笑)。こっちのツアーでやる中で、ベスト10が1回しかなかったので、もっと練習していかなとダメだと思った」と振り返った。迎える4週間のオープンウィーク。疲弊した心身を整え、夢舞台に備える。(フロリダ州ドラール/桂川洋一)
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