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2013年 ISPSハンダ ゴルフワールドカップ
期間:11/21〜11/24 場所:ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)
5位に急浮上!谷原秀人が「67」で日本ペアを牽引
オーストラリアのロイヤルメルボルンGCで開催中の「ISPSハンダワールドカップ」2日目。谷原秀人がこの日のベストタイスコアで日本代表を引っ張った。1オーバーの21位タイから出ると、5バーディ、1ボギーの「67」を叩き出し通算3アンダー。単独首位のトーマス・ビヨーン(デンマーク)には5打差の5位タイに急浮上した。
丸山茂樹&伊澤利光が出場した2001年大会以来となるワールドカップ制覇。谷原がその夢をぐっと近づけた。前半3番(パー3)、第1打でピンそば1メートルに付けるスーパーショットを見せてバーディを先行させると「あれで『行けるかな』という雰囲気が出た」とプレーにリズムが生まれた。
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前半は微妙な距離のパーパットを次々と沈め、後半開始直後から一気に加速した。10番で6メートルを沈めたのをきっかけに3連続バーディ。それでも「ちょっとしたミスがボギーにつながる。3連続を獲ったにしろ、次のホールでベストなショットを打つことを考えていた」と浮つくことなく、淡々とフェアウェイ上を歩き続けた。
この日は同組のビクトル・デュビッソン(フランス)が“大暴れ”。序盤から惜しいパットが続き、14番ではボールを怒りにまかせてコース外へ捨て、さらには自分のパターまで放り投げ、蹴り飛ばした。続く15番ではセカンドショットが納得いかず、アイアンを叩きつけた、いや、力の限り地面に投げ捨てた。
だが谷原は動じない。「全然気にならない。“やっとけ、やっとけ”って。慣れているから。PGAでやっていた経験もある。穏やかなのはアジア人だけ」と素知らぬ顔。このホールでもグリーン左奥から下りのアプローチを見事に寄せて、バーディを奪ってみせた。
石川遼とコンビを組み、2人の通算ストローク数を競う団体戦では首位米国に7打差の3位タイに浮上。それでも「欲を出した瞬間にスコアを作れなくなる気がする。1ホール、1ホール大事にいきたい」。今大会に合わせ、シャツの左袖、ズボンのポケット脇、そしてシューズに入れた「日の丸」と、どこまでも冷静な表情が頼もしかった。(オーストラリア・メルボルン/桂川洋一)
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