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松山英樹 出遅れ74位タイ「グリーン上です」

今季の海外メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」が8日(木)、ニューヨーク州のオークヒルCCで開幕。松山英樹は2バーディ、4ボギーの「72」で回り2オーバーの74位タイと出遅れた。

「全米オープン」、「全英オープン」と日本人選手としては初となる2大会連続でのメジャートップ10入りを果たして迎えた今大会。スティーブ・ストリッカージェイソン・ダフナーといった米国のタレントと午前7時45分にティオフした松山は、前半13番(パー5)で早速バーディを先行。キーポイントに掲げていたティショットでのフェアウェイキープが続き、好スタートを十分に予感させた。

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しかし、チャンスを作れないまま迎えた中盤の3連続ボギーが痛恨だった。難関パー4の17番、18番ではパーオンを逃してアプローチを寄せきれない。折り返し後の1番では3パットを叩き、表情をゆがめた。

「ミスショットは2、3回。ショットはここ最近で一番いい」と話したように、2週前の「RBCカナディアンオープン」から続く不振からの脱却が見え始めている。実際、ティショットのフェアウェイキープは、パー3を除く14ホール中10回。しかし、流れをつかむバーディパットをなかなか沈めることができず、パット数は32に上った。「(問題は)グリーン上ですね。タッチは悪くないと思うけれど…ラインが当たらなかった」。

例年の全米プロに比べれば、気候も穏やかで、18ホールの総距離は7163ヤード(パー70)と短い部類に入る。前夜の雨を含んだグリーンは、ショットを止め、アンダーパーをマークする選手が続出した。「今くらいのショットがあれば、アンダーパーを出せる自信はある」と、言い切った松山。適応能力の高さを2日目に見せたい。(ニューヨーク州オークヒル/桂川洋一)

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