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松山英樹は21位フィニッシュ 上がり3ホールで底力

オハイオ州のファイヤーストーンCCで行われた「WGCブリヂストンインビテーショナル」。イーブンパーの17位タイで最終日を迎えた松山英樹は3バーディ、4ボギーの「71」(パー70)で回り、通算1オーバーの21位タイに終わったが、来季のシード権獲得へまた一歩前進した。

優勝争いは既に前日、いや2日前には結論が出されていた。2日目に「61」を叩き出し、7打のリードを持って最終ラウンドを迎えたタイガー・ウッズは余裕の逃げ切り。しかしツアーカードを狙う松山の戦いは、この日も最後まで息詰まる展開を見せた。

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前半は4番でボギーを先行させながらも、ティショットをピン横2メートルにつけた5番から2連続バーディを取り返した。しかし「昨日の(ラウンド後の)練習も、今朝も状態は良かった」と、自信を取り戻したはずのショットの調子は波打つばかり。後半12番(パー3)では痛い3パット、さらに14番でも1.5メートル残したパーパットを決めきれなかった。

しかし底力を発揮したのは終盤だ。16番(パー5)のボギーは左ラフからの第3打をグリーン手前の池に入れながら、1ペナ後の5打目を1メートルにつけて、もぎ取ったもの。17番では5メートルをねじ込み「シード権に向けて、すごく良いバーディだった」。そして最終18番では、ドライバーでの第1打を左の林に打ち込んだが、セカンドで強烈なフックをかけて花道まで運び、1パットパーを決めた。

「ショットがひどい4日間でした。(前週の)カナダからなので、そろそろ良くなってほしいんですけど…」と、苦笑いで振り返った。それでも今季の獲得賞金額は8万1167ドルを重ねて58万3074ドル、想定フェデックスカップポイントも47.5を加えて276.5とし、シード権獲得となるレギュラーシーズン終了時の125位以内をしっかりと視界に捕えた。

「(シードを)ここで決めてしまいたかったけれど、来週しっかりと予選通過をして、優勝争いをできるプレーをしたい。アプローチは良くなっているんでそこが救い。今週はタイガーのレベルの高いプレーを見られて勉強になった」。ホールアウト後、休む間もなく荷物をまとめ、次週の会場へ向かった。

次なる戦いはニューヨーク州オークヒルCCで開催の「全米プロゴルフ選手権」。メジャー3戦連続トップ10もかかるビッグイベントで、当確ランプを灯してみせる(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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2013年 WGCブリヂストンインビテーショナル

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