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2013年 全米オープン
期間:06/13〜06/16 場所:メリオンGC(ペンシルベニア州)

松山英樹は決勝進出濃厚も29ホールの長丁場に「集中力が切れてしまった」

ペンシルベニア州メリオンGCで開催されている「全米オープン」2日目。日没サスペンデッドによる前日未消化の第1ラウンドが完了し、第2ラウンドが開始された。連日の順延により約半数の選手が36ホールを終えられていないが、初出場の松山英樹は通算6オーバーの暫定43位タイでフィニッシュ。決勝ラウンド進出がほぼ確実となった。

長い、長い1日の終わり。29ホールを戦い抜いた2日目を振り返り、松山は苦々しく笑った。「長くなるのは分かっていて辛抱強くやろうと思っていたけれど、途中で集中力が切れてしまった」。後半のプレーへの口惜しさが、疲労に拍車をかけた。

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初日はわずか7ホールをプレーし、すべてパー。そしてこの2日目、午前7時15分に第1ラウンドを再開すると、出だしの18番でいきなり4オン2パットのダブルボギーを叩いた。しかし後半4番(パー5)もボギーとしながらも、6番では右ラフからの第2打をフェアウェイに出し、残り100ヤードの第3打をカップに沈めてバーディを奪取。さらに8番もバーディとして結局「71」。1オーバーの16位タイと好位置で第1ラウンドをまとめた。

そして1度目のホールアウトからわずか30分後、午前11時24分から第2ラウンドを迎えると、パーを重ねる全米オープン攻略のお手本のようなプレーを展開。6番、7番では2メートル強のパーパットを沈める勝負強さを世界の舞台でも披露し、一時は9位まで順位を上げた。「このままいけば、優勝争いができる位置でプレーができると思った」という。

しかし、乱れ始めたショットへの苛立ちが、持ちこたえていたスコアを壊していく。「11番でアイアンでのティショットをミスして『なにやってんだろう…』と思ってしまい、そういうミスが響いてきた」

12番から2連続ボギーを叩くと、14番では第1打を左のラフに打ち込み、強振した2打目はフェアウェイバンカーへ。第4打でピンそば1メートルにつけたが、これを外してダブルボギー。16番では手前からの3パットボギー。アマチュア時代に2度出場した「マスターズ」に続き、メジャーで3試合連続の予選通過はほぼ確実だが、胸に募るのは悔しさばかり。「ハードなセッティングだと、精神的に持たないなと感じた。1回ミスをするとそれが続いてしまう。自分自身の問題。切り替えて、自分で考えていかないと」と猛省した。

それでもトップとの差は暫定ながら7ストローク。混戦の中を一歩でも前進すれば、チャンスはすぐに拡がる。「ベスト10を目指していきたい」。わずか1日だが、計り知れないほどの大きな経験を、すぐに活かしてみせる。(ペンシルベニア州アードモア/桂川洋一)

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