スコアメイクの鍵に挙げるショートゲーム。ラフからのアプローチを入念に繰り返していた石川遼

オハイオ州にあるミュアフィールドビレッジGCで30日（木）に開幕を迎える、米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」。前日のプロアマ戦にエントリーされていなかった石川遼は練習ラウンドをこなし、「すごくいい状態だと思う。明日スタートして、いくつかのポイントを我慢してという感じですね」と、手応えとともに最後の調整を終えた。

昨年は、初めての出場ながら9位タイと上位に食い込み、メジャー戦にもひけをとらない厚いフィールドで存在感を示した。石川自身の中でも「アメリカで、1番か2番目に好きなコース」と、ミュアフィールドへの印象は良好だ。「僕が感じるのは、“ゴルフはやっぱりショートゲームだよ”って教えてくれる部分」。フェアウェイは比較的広くティショットへのプレッシャーは少ないが、カップに近づくにつれて難度が増していくレイアウト。大会ホストを務めるジャック・ニクラスの意図を、石川はそう受け止めている。

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「ここはボールが沈むので、ラフに入れるとライが悪くなってしまうことが多い。ラフは今年の方が短いけど、密集していて去年より難しい」と、スコアメイクの鍵に挙げるショートゲームは、昨日に引き続き入念にチェック。「・・・でも難しいですね、ここのラフは」。ラウンドを重ねても一筋縄でいかないところがミュアフィールドたる所以でもあり、石川の感性に響く部分でもある。

石川は明日の初日、現地時間の午前7時42分にジャスティン・ヒックス、ロベルト・カストロと同組で10番ティからスタートを切る。