決勝ラウンド進出は濃厚・・・石川遼は週末に浮上できるか（Scott Halleran／Getty Images）

テキサス州のコロニアルCCで開催中の米国男子ツアー「クラウンプラザインビテーショナル」2日目は、日中の悪天候による中断、日没サスペンデッドを強いられた。しかし石川遼はこの日、2日連続で「69」（パー70）でラウンドし、通算2アンダーとしてホールアウト。暫定52位タイとして決勝ラウンド進出は濃厚となった。

スタートの1番でバーディを奪った石川は、その後のチャンスにスコアを伸ばせずパーを積み重ねる。すると9番でボギーをたたき、スタート時の1アンダーに戻してしまった。それでも、終盤に入り15番で2.5メートルのバーディパットを決めると、続く16番パー3では5メートル弱を決めて連続バーディ。

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予選通過は問題ないと思われた直後の17番パー5では、3オン3パットのボギーをたたき、最終18番はティショットを左サイドの木に当ててしまう。幸いボールは右に跳ねてフェアウェイに戻りパーセーブに成功し、「マスターズ」から続く5戦連続の予選通過に前進した。

「精神的な部分の我慢を強いられたけど、なんとか耐えられました。ずっとパーで疲れたけど、そのあとのバーディが来たので、それは大きかった」と、中盤にスコアを伸ばせず我慢のゴルフでしのぎ続けたことに納得。

初日には腰の状態を危惧していたが「大丈夫です」と、この日は気にする様子は見られず、「素直にうれしいです。良くなっているものは結果に出てくる。結果が悪いってことは、どこかのポイントが落ちていて、良くないということ。結果が示しているものは、的確な事実なので」と安心感を表情に浮かべた。

暫定首位のマット・クーチャーとは8打差だが「明日が4日間の中で一番攻める日なので」と意気込む。この日は攻めあぐねた前半からバーディを奪い、上位進出を狙う。