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全米プロゴルフ選手権 コースガイド

オークヒルCC(Oak Hill Country Club Rochester, NY)

コース設計:ドナルド・ロス/ 開場:1923年/ タイプ:プライベートコース
1923年に開場したオークヒルCCは名匠ドナルド・ロスによって設計された。過去にライダーカップや全米オープンなども開催された由緒あるコースで、特にティショットでプレッシャーのかかるホールが多いことで有名。フェアウェイの平均幅は23ヤードで、ティショットの落とし場所には木々が立つ。グリーンを含めコースが乾いて固く速い状態になったら、正確性の高いティショットを打つ選手が優勝するだろう。

■ 1番460ヤード、パー4

道具の進化に併せてティグラウンドが20ヤード後方に引き下げられたせいで、ティショットの難度が増した。ティグラウンドから260ヤード地点以降は下り傾斜となっており、30~40ヤードのランが稼げる。とにかくこのホールで試されるのはティショットだ。

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■ 2番401ヤード、パー4

ティショットの落としどころにバンカーが待ち受けているため、ロングアイアンで刻む選手が多いはず。ピン下につければバーディチャンスを迎えられる。

■ 3番214ヤード、パー3

このコースでも難度の高いホールとして有名で、グリーン奥と右サイドに外すと寄せる事はほぼ不可能。パーで十分だ。

■ 4番570ヤード、パー5

このコースで最も易しいホールで多くのバーディを見ることができるだろう。しかしフェアウェイ右サイドに2つのバンカーがあり、これにつかまると刻むほかなくなる。初めから3打目でのウェッジ勝負を考えてロングアイアンでティショットする選手もいる。各選手のコース攻略プランをここで垣間見ることができる。

■ 5番428ヤード、パー4

ティグラウンドが30ヤード引き下げられ距離が長くなった。ティショットでは215ヤード地点に林がそびえ立ち、250ヤード地点に横たわる小川はグリーン手前まで続く。これらハザード回避がカギとなるホールで、トラブルに遭遇したらダブルボギーを覚悟しなければならない。

■ 6番175ヤード、パー3

本コースパー3の中で最も易しい。グリーンを囲む小川に注意。グリーン右奥に切られたピン位置が難しい。1989年の全米オープンでは4名がホールインワンを出した。

■ 7番461ヤード、パー4

ティグラウンドが30ヤード以上引き下げられ難度が増した。特に難しいのが平均幅22ヤードのフェアウェイに向かって打つティショット。ホール右サイドには小川が流れており、これにつかまるとダブルボギー必至だ。

■ 8番428ヤード、パー4

フェアウェイ左サイドにある深いバンカーにつかまったら、2オンが難しくなる。グリーンが大きく、ピン位置によって難易度が極端に変わるコース内で最も美しいホール。

■ 9番452ヤード、パー4

打ち上げの右ドッグレッグホールで、フェアウェイ右サイドのラフが特に深く、これにつかまると出すだけになる。また左サイドも左傾斜が強いため、外すと左ラフにつかまる。フェアウェイ幅25ヤードを捉えないとパーセーブが難しくなる。

■ 10番429ヤード、パー4

打ち下ろしのホール。グリーンが小さく、フェアウェイが砲台式になっているため、ティショットではロングアイアンで正確性を求める選手が多い。

■ 11番226ヤード、パー3

以前は易しいホールだったが、30ヤード距離が延長されたせいで難度が高くなった。グリーン右に流れる小川につかまる光景を多く目にすることだろう。グリーンを囲むバンカーは比較的寄せやすい。

■ 12番372ヤード、パー4

1オンを狙うロングヒッターも出てくる短いパー4だが、現実的には2打目で50ヤードを残した地点から勝負することになる。多くの選手はロングアイアンでティショットし、2打目で150ヤードのアプローチ勝負に出るはず。

■ 13番598ヤード、パー5

2オン不可能のパー5として名を馳せたが、今大会でその歴史を覆されるだろう。ティショット300ヤード地点に小川が流れるため、ロングヒッターはフェアウェイウッドを手にする。3オン狙いの場合、2打目では右サイドのバンカー、左サイドの林を避けてレイアップを決めたい。

■ 14番323ヤード、パー4

短いパー4で1オン狙いのロングヒッターが出てくる。短いからといってバーディが出やすいホールではない。グリーンが2段で、寄せるには正確性が要求されるからだ。

■ 15番181ヤード、パー3

打ち下ろしのパー3で、難度が高い。グリーン右サイドの池がプレッシャーをかける。ピン位置によってパットの難度が変わる。

■ 16番439ヤード、パー4

フェアウェイが下り傾斜となっておりランで30ヤード稼げるため、表示距離ほどの長さは感じない。但しフェアウェイが狭く、左ラフが深いので要注意。

■ 17番495ヤード、パー4

右ドッグレッグで、ティショットではフェードが要求される。フェードがかからずに左に外すと深いラフが待ち受けており、出すだけになってしまう。グリーンもアンジュレーションがきつく、ピンに寄せるのが困難。バーディは期待しないほうが良さそうだ。

■ 18番482ヤード、パー4

元々難しいホールが、30ヤード長くなったせいで更に難度が高くなった。その長さゆえ、ティショットでは飛距離を求められる。グリーン手前がきつい傾斜となっているため、グリーンショートした場合、寄せワンは困難。メジャー大会に相応しいフィニッシングホール!



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