10年前の再来!? G.ノーマンが2位スタート!!タイガー、そして日本勢は波乱の幕開けとなった
佐藤信人の現地速報/全英オープン初日
出場選手が生の全英をレポート
佐藤信人/33歳。昨年賞金ランク2位に入り、全英オープンの出場資格を得る。
こんにちは、佐藤信人です。 ホントに風が強くなってきました。信じられないくらいの強風です。練習ラウンドと違って、カップの位置も非常に厳しく苦戦しました。初日の結果は1オーバーで13位タイ(日没サスペンデッドのため暫定)でした。3バーディ、2ボギー、1ダブルボギー。まずまずです、上出来かな。
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とにかく風が強くて辛かったです。ホントに倒れそうなくらいですよ。まるで台風中継のリポートみたいな風です。昨日は9番で打っていた距離を、アゲインストになると4番ですよ。風の向きによって、何番で打ったらいいのかぜんぜんわからない。パターの時とか、いつもよりスタンスを広めに取りました。風で体がぶれてストロークがスムーズにいかないんですよ。でも、パターがよく入った。それで拾えたホールがいくつもありました。僕が“本妻”って呼んでいるミズノRH-63というパターです。何度か浮気をしたこともありましたが、このパターが一番しっくりきます(笑)。風が吹くとこのコースはホント難しいですね。
今日、ポイントになったのは4番のロング。ティショットを、そびえたつマウンドに口をあける名物バンカーのあたりへ打ち込んでしまいました。行ってみるとボールがない!全英はラフに入るとボール探しは至難の業です。ロストにしてしまいそうになったとき、同じ組のプレーヤーが見つけてくれました。僕のボールは、バンカーとバンカーの間のラフに埋もれていました。感謝!!。そこからフェアウエーに出して、ユーティリティを使ってのサードショットがパーフェクト。ピン80cmにつけることができ、ピンチをバーディに変えることができました。ラッキーです。
あがりの17番、18番も非常にタフで、忍耐がいるラウンドでした。なんとかパーで切り抜けて、1オーバーにふんばれました。ホントくたびれました。
今日は、プレー以外の話をひとつ披露しましょう。 僕達が宿泊しているところは、このコースから車で25分くらいのドーバーという港町です。イングランドの南側ドーバー海峡のところです。実は一昨日、練習ラウンドが終わった後、ドーバー海峡をユーロ・トンネルで渡って、パリで晩御飯を食べてきました。15時ごろ出て22時ごろ帰って来ました。結構すぐパリに着いちゃうんですよ。なぜかパリにてイタメシを食べて帰ってきました。フランスのイタリアンは結構美味しいんですよ。
さあ、今日この後ゆっくり休んで、予選突破を果たすべく明日も頑張ります。 佐藤信人でした。
2003年7月17日(木)全英オープン1R ロイヤル・セント・ジョージズにて