遼、今季5戦目へ「難しいコースというのは分かっている」
2013年 ザ・ホンダクラシック
期間:02/28〜03/03 場所:PGAナショナルGC(フロリダ州)
石川遼、攻略の糸口をつかめず135位タイ
米国男子ツアー「ザ・ホンダクラシック」で、今季自身5戦目のスタートを切った石川遼。西海岸から東海岸へと会場が移り、心機一転と行きたいところだったが、米ツアー攻略の糸口は場所が変わっても見つけることは難しかった。
10番スタートのこの日、序盤は3~5メートルのバーディチャンスにつけるも、「ひと筋違うことが多かった」とラインを読み切れずにカップが遠い。すると、15番で7メートルのファーストパットを1.5メートルショートして3パット、ボギーを先行させてしまう。続く16番はバンカーから池越えでグリーンを狙った2打目を目の前の池に打ち込みダブルボギー。「ライが悪くなるようにならしてあって、結構沈んでいた。池を越えたいというのがあったので、トップ目にいれていこうとしたけどやり過ぎてしまった」と悔やんだが、このわずか2ホールでの3オーバーで流れは止まってしまう。
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後半に入っても、3番パー5でフェアウェイからのアプローチをミスするなど2つのボギーを重ねた石川は、最後までバーディを奪えず通算5オーバーでフィニッシュ。初日は135位タイと大きく出遅れた。
「ロングパットのタッチも合わなかったけど、すぐにアジャストする能力が大切。ショットもアプローチも対応できていると思うけど、パットはスピード感なのでそこかなと思います。(パターは)思ったところに打てているけど、抜けて外れることが多かった。こういうショットの良い日に決めていかないといけない」と、グリーン上に課題を残した。
「パー70の分だけ、そんなにスコアも伸びていない。カットラインはイーブンか1オーバーくらいだと思うので、それを目指してやっていきたい」と締めくくった石川。簡単に諦めるわけにはいかない。(米国フロリダ州/今岡涼太)