明日の初日、石川はどこまで高い集中力で戦い抜けるか？

「ザ・ホンダクラシック」開幕を翌日に控えた石川遼は、時折雨の降るあいにくの天気となった水曜日はプロアマ戦に参加。午後1時10分にスタートし、5時間以上掛かるラウンドとなったが、疲れた様子は見せなかった。

「今日はショット、パットともにすごく調子が良くて、（明日に向けて）参考になるラウンドができました」と石川。グリップを変えたパターに関しても、「状態はいいです。コーライの感覚で打っていて、弱いと芝目に大きく影響されますね」と慣れ親しんだ感覚を蘇らせていた。

2週間前の大会で今年初の予選通過を果たしたものの、今季はここまで4戦して3度の予選落ちと、厳しい戦いが続いている。そんな現実を前にして、石川はコース、そして自分との戦いを目標とする。「難しいコースというのは分かっているけど、自分が目指すのは1日4アンダー。どんなコースでも4バーディは獲れると思うし、うまくいけばノーボギーで回れる。（雨の影響で）プリファードライになればもっとスコアも伸びると思うので、そのスコアを目指してやっていきたいです」と、静かに闘志を燃やしていた。（米国フロリダ州／今岡涼太）