マスターズ事前情報

2006年のメジャー第1戦「マスターズ」が、4月6日（木）から9日(日）までの4日間、ジョージア州アトランタのオーガスタナショナルゴルフクラブで開催される。

日本勢では昨年に続き、国内賞金王の片山晋呉と米国ツアーで活躍している丸山茂樹の2人が参戦。2人ともに2005年のシーズン終了時点でワールドランキング50位以内に入り、今大会の出場資格を得ている。日本人初のメジャー制覇は果せるか！？ 過去の戦績などを振り返りながら、2人の今年をチェックしてみよう。

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まず、9年連続9度目の出場となる丸山だが、2003年以降は残念ながら3年連続で予選落ちを喫している。マスターズにおける自己ベストは、2002年の14位タイ。メジャーに1番近い日本人選手として期待が高まってからは、肩を痛めるなど本来の力を出し切れていない。今年のオーガスタは、総距離が伸びて「飛ばない選手」には、ますます厳しい状況となっているだけに、持ち前のショットの正確性が鍵になる。ドライバーでフェアウェイにボールを落とし、キレ味鋭いアイアンショットでグリーンを攻めていければ、自ずと道は開けてくるはずだ。

飛距離の課題は片山晋呉も同じ。タイガー・ウッズら海外の強豪選手と比べると、どうしてもティショットの飛距離で、遅れをとってしまうだけに緻密なゴルフが必要になる。ただし、片山は昨年33位に入るなど、ここ最近のオーガスタとの相性は悪くない。2003年にも、丸山、谷口徹、 伊沢利光らが予選で姿を消す中、唯一本戦へ駒を進め37位タイになった実績を持つ。今大会の前哨戦として臨んだ「プレーヤーズ選手権」でも、日本勢で唯一予選を突破。今週は予選通過はもちろん、どこまで上位に食い込んでいけるか、期待がかかる。