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羽川豊の全米オープン生レポート/ミケルソンは無理して試合に出ず治療に専念するべき!

今日もタイガー・ウッズを中心に見てきましたので、まずはタイガーのプレーを振り返りましょう。今日は4オーバーでのラウンドですが、パッティングが良くなかったですね。

11番でセミラフからグリーンをオーバーして、アプローチも寄せきれずボギーにしてしまいましたが、12番ですぐにバーディを奪ったのですが、13番のバーディチャンスは、ショットが完璧だったために悔やまれます。そして15番は3パットのボギーですから、ボギーが先行してしまうと苦しい展開になってしまいますよね。

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メジャーは日を追ってどんどん難しくなりますので、最初に上手く流れを作らないと自分を追い込んでしまいます。そうなると、入れなければならないパットばかりになってしまいます。2番ではダブルボギー覚悟かと思いましたが、ボギーで抑えましたし耐えたラウンドだったと思います。

今回のコースはバーディを取れる可能性あるホールが少ないです。前半では4番と5番だけ。後半は11番からの4ホールと17番、合計で7ホールしかないですが、この7ホールで簡単にスコアを伸ばせるというわけではないです。パー5でもティショットをラフに入れてしまったら、簡単のダボも出てしまいます。残り2日間、タイガーはいかにスコアを崩さず耐えられるかが、全米オープン3勝目へのカギになるでしょう。

タイガー同様に私が注目したフィル・ミケルソンですが、予選落ちはしょうがないでしょう。手首が完治していない状況でメジャーに出てくるのは、あまり賛成したくないですね。今無理をしてスイングしていると、変な癖がつく可能性もありますし、後々尾をひくことも考えられます。無理はしないで、治療に専念するべきですね。

日本勢では、片山晋呉が奮闘しています。彼は今回、ハウスキャディにお願いしているのです。コースのことを知り尽くしたキャディですので、片山のショットや性格に関係なく、ここはこう攻めるのが正しいのかなど的確に指示していると思います。そのほうが、打つ選手にとっては余計なことを考えなくて良いのではないでしょうか。

羽川豊 (はがわ ゆたか)
セントラルスポーツ所属。栃木県出身。専修大学時代に朝日杯全日本学生選手権4連覇。ツアー通算5勝。1982年「マスターズ」15位タイなど。現在は自身のゴルフサロン「HAGAWA YUTAKA GOLF SALON」でレッスンを行っている。
今回、全米オープンにはテレビ朝日のレポーターとして現地入り。タイガー・ウッズや上位選手の詳細情報はテレビでもお楽しみください!

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