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今日の日本人選手/藤田は序盤にボギーを重ね、暫定65位タイに後退

3人が出場した日本勢のうち、ただ1人予選突破を果たした藤田寛之。正確なショットコントロールと粘り強さが身上のプレースタイルは、難コースであればあるほど輝きを増す。ファンの期待を一身に受け、1番ティから「全米プロゴルフ選手権」3日目のスタートを切った。

この日は夕方から雷の予報が出ていたが、藤田はまだ晴天に恵まれていた午前10時のスタート。昨日は1番パー4をバーディ発進としてリズムを作ったが、この日はパー発進。2番パー5もパーとした直後の3番パー3で連日のボギーを叩いてしまうと、4番、5番と3連続ボギー。その後も良い流れを引き戻せず、8番、9番も連続ボギーとする。

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折り返し直後の10番でもボギーとした藤田は、11番パー4、12番パー5で連続バーディを奪う粘り強さを見せ、一時は通算11オーバーまでスコアを戻す。しかし、13番パー3でボギー、続く苦手としている14番パー4でもボギーを叩いてしまい、最終的に2バーディ、8ボギーの「76」でホールアウト。通算13オーバーの暫定65位タイに後退した。

序盤の連続ボギーによりスコアを崩してしまった藤田だが、バックナインを1オーバー、難度の高い上がり3ホールを全てパーで凌げたことは、明日の最終ラウンドに向けての明るい材料。終盤のようにボギーを最小限にとどめるプレーができれば、再浮上の可能性も高いだろう。初の「全米プロ」最終ラウンド、有終の美を飾ってもらいたい。

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