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2008年 全米オープン
期間:06/12〜06/15 トーレパインズGC(カリフォルニア州)

今日のタイガー/ひざの処置が朝9時に間に合えばタイガーに勝算

チャンピオンシップサンデー、54ホールを終えてトーナメントリーダーのタイガー・ウッズは、午後1時30分にティオフ。最終組は通算3アンダーで単独首位のタイガーと、1打差を追いかける2位のリー・ウェストウッドとなった。日曜日の気温は摂氏21度、風は西北西から秒速3.6メートル。

1番でダブルボギースタートとしてしまったタイガーは、2番でもボギー。9番で今日の初バーディを奪い、フロントナインは2オーバーの「37」とした。バックナインは11番でバーディ。その後13番と15番でボギーにしたが、最終18番でバーディを獲り、後半は「36」。最終日2オーバーの「73」としたタイガーは、通算1アンダーで72ホールを終えた。同じスコアで並んだロコ・メディエイトと、明日18ホールのプレーオフでチャンピオンを決めることになった。

連日スタートホールでスコアを落としているタイガーは、最終日でもトラブルを起こしてしまう。フェード狙いのティショットはフェースが被ってしまい、大きく左へ引っ掛けるミス。左のラフからの2打目はラフから脱出できず、3打目は前方上部にあった木に当ててしまいショート。4打目もグリーン手前とし、結局1番は5オン1パットのダブルボギー、スコアをいきなり2打落としてしまう。続く2番もトラブルは続いた。2オンするものの、22メートルから3パットを喫してしまいボギー。2ホールで前日蓄えた貯金をすべて使いきってしまい、通算イーブンパーとしてしまう。その後6ホール連続でパーを重ねたあとやっとバーディを奪うことができたのは9番のパー5。ティの位置が24ヤード手前となり588ヤード設定となっていたこのホール、321ヤードのティショットを放ったあと、ピンまで267ヤードの2打目をロングアイアンで2オンに成功する。イーグルパットは入れることはできなかったが、2オン2パットのバーディとし、バックナインへと突入する。

11番のパー3、最終日は217ヤード設定という中で、タイガーは3番アイアンで高い球を放ちピン上1.5メートルにナイスオン。このパットをしっかり沈めてバーディを奪い、通算2アンダーとスコアを伸ばし再び単独首位の位置に返り咲くことに成功した。難しい12番をパーで切り抜け、流れはタイガーに向いてきたと思われたが、トラブルは今大会2度のイーグルを奪っている13番で起きてしまう。323ヤードのティショットをフェアウェイ左サイドに置くことができたタイガーは、2打目刻む選択ではなく290ヤード先のピンを狙い3番ウッドを取り出す。左からのフォローに乗せようとした2打目は大きく左に曲がり、グリーン左手前のハザードへ。ラテラルウォーターハザードに入れてしまったタイガーは、1ペナルティのドロップ後4オン、2パットのボギーとし通算1アンダーに後退。前の組で回っていたロコ・メディエイトが14番でバーディを奪い、トップの座が入れ替わってしまう。メディエイトは15番でボギーとしてしまうが、1打差を追いかけるタイガーも15番で3オン2パットのボギーとしたため差は変わらずに大詰めを迎える。

1組先を行くメディエイトは上がり3ホールをパーとし、通算1アンダーで競技を終了。1打差を追いかけるタイガーは16番、17番とパーを重ね最終ホールへ望みをつないでいた。バックティからは573ヤード設定の最終ホールは、この日527ヤード設定と2オンが可能なセッティングとなっている中、タイガーはティショットを左のバンカーに入れてしまう。2オン狙いではなく3オン狙いに切り替えたタイガーは、2打目を9番アイアンで放つ。しかしこのショットは大きく右にプッシュアウトしてしまい、右のラフへ入れる大ピンチ。クラブを投げて怒りを表していたタイガーだったが、気持ちを切り替えて3打目に挑んだ。ピンまで101ヤードの3打目は手前のピンに対し右奥4メートルに3オン。左に切れる下りのフックラインは右のエッジからギリギリでカップイン。土壇場でバーディを奪うことができたタイガーは、通算1アンダーでメディエイトに並び、明日18ホールのプレーオフで決着をつけることになる。

これまで54ホールを終えてリードしたメジャー競技は13勝0敗という「タイガー神話」が崩れてしまうのか? それとも下りの4メートルのパットを沈めてプレーオフに持ち込むことができるのか? 静まり返った18番のギャラリーはその瞬間を見届けることになった。カップ右からボールが底に沈んだ瞬間、大歓声とともにタイガーの反り返るようなガッツポーズが見られた。スタート2ホールで3つスコアを落としてしまっても慌てたり、苛立つ感じはなく、タイガーは我慢のゴルフを続けた。9番、11番でしっかりバーディを奪い単独首位に立つものの、13番でミスを犯してしまいボギー。続く14番は267ヤードという距離の短いパー4の設定だったが、タイガーにとっては3番ウッドでは大きすぎるし、5番ウッドではアゲンストの風で届かすことは難しいということで1オン狙いをあきらめた。最終ホールでは左のバンカーから9番アイアンで刻んだ球を右ラフに入れてしまい絶体絶命に見えたが、ボールのライは比較的いいライであったことはやはり「運」もあったといえるだろう。最後のパットはボール2個半カップの右を狙うラインだったとプレー後のインタビューで説明していた。18番の右手前はあまり状態のいい場所ではなく、ボールが跳ねたり弾んだりしやすい場所だったが、きっちり決めることができるのは「さすが」の一言に尽きる。

市営のパブリックコースで行われたこの大会、これまで特にゴルフに興味をもっていなかった子供たちが週末のタイガーの活躍を見て「ゴルフの素晴らしさ」、「タイガーの勝負強さ」に憧れて今後プロゴルファーになりたいという夢を抱くであろう。この4日間膝の痛みをこらえながら72ホールを戦いきったタイガーの一球入魂の集中力には驚かされるばかりだった。明日の18ホールの勝負はスタートが朝9時と早い時間なので、うまく膝の治療と調整が間に合うかが心配される。タイガーとメディエイトは対照的なゴルフの組み立てをする。ドライバーの飛距離は60ヤード以上異なる2人がどんな争いを見せてくるのかが楽しみだ。

★ラウンドデータ
・スコア:73(37-36)2オーバー
・バーディ:3ホール
・パー:10ホール
・ボギー:3ホール
・ダブルボギー:1ホール
・フェアウェイキープ率:64.29%(14ホール中9ホール)
・パーオン率:66.67%(18ホール中12ホール)
・合計パット数:31パット
1パットホール:6回
2パットホール:11回
3パットホール:1回
・ドライビングディスタンス(計測ホール9番と16番の平均):316ヤード
・サンドセーブ率:100%(グリーンサイドバンカーに入れた数1回、1パットセーブ1回)
・パー3:通算1アンダー
・パー4:通算4オーバー
・パー5:通算1アンダー
(解説:アンディー和田)

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