体調不良から復帰の池田勇太「明日が楽しみ」
Qスクールで活躍した日本人
2002/10/24 09:00
ニューヨーク州オルバニー生まれのマツオ・ヒロシは15年前、高校生の時に初めて米ツアー「ホンダクラシック」に出場した経験をもつ。
オルバニー大学を卒業後、BUY.COMツアーで1年間戦ったが大きな飛躍はなかった。ゴルフの夢は頓挫した状況だったが、別の夢は次々と実現。そして今、再びゴルフの夢に向かって始動した。
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マツオ・ヒロシ
「髪が長くて束ねている私の風貌に皆驚くみたいだ。身長も平均的な日本人より高いからか、私が日本人だということを信じない。二世だろうと言われるが、100%日本人の血をひいている」
フロリダ州コーラルスプリングスで行われた米ツアーQスクールの第1ステージでは、2位以下に6打差をつけメダリストとなった。4日間で通算18アンダー。その中で3日目にはコースレコードとなる63をマークしている。
マツオ・ヒロシ
「パットも好調だったし、最高の一週間だった」
今週だけではなく、この1年間、マツオにとっては最高のシーズンだった。
南フロリダのゴールデンベアツアーでプレーしていたマツオは2勝。賞金王の座を獲得した。その一方で、サイドビジネスのレストラン営業が、本業以上の成功を収めている。
マツオ・ヒロシ
「父と2人でフロリダのウェストパームやジュピター地域でレストランを経営していている。そのレストランが好調だから、ゴルフのトーナメントにも出ることができた。でも今年は2軒目のレストランをオープンしたので、出来上がるまでは建設現場に毎日足を運んだので忙しかった。レストランが4月にオープンして、ゴールデンベアツアーには6月から参戦する予定でいたが、結局レストランがオープンしたのが7月中旬だった」
しかし努力は報われ、レストランも大成功。そしてゴルフも大成功しているのだ。
マツオ・ヒロシ
「レストランの成功も嬉しいけど、もういい年だから、何とか今回米ツアーへの突破口を開いて、もうひとつの夢を実現させたい」