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全米オープン 使用ギアレポート#1

全米オープンではロフトの大きいフェアウェイウッドをバッグに入れているプレーヤーが多かった。用具に関しての最大の驚きだろう。メーカーではキャロウェイが群を抜いていたが、今やフェアウェイウッド革命とでも言うべき事態だ。従来型の3番ウッドの代わりに、キャロウェイ・スチールヘッドの4+(ロフト15度)を入れていたプレーヤーが大勢いた。

出場選手156名のうち5番ウッドを入れていたのは53人、7番ウッドは15人、9番ウッドが5人いた。2001年のサザンヒルズでの全米オープンでは5番ウッドが33人、7番ウッドが7人、9番ウッドは1人だった。ビジェイ・シンポール・エイジンガーも9番ウッド採用組だが、エイジンガーが言うには「コースが長くなればなるほど、よりたくさんのプレーヤーたちが従来とは異なるフェアウェイウッドを使うのを見られるようになる」とのこと。

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新たにフェアウェイウッドやユーティリティクラブを必要とするプレーヤーのバッグの中のクラブ構成は大きく変わってくる。たとえば、ピーター・ロナードが抜いたのはピッチングウェッジである。クリス・ディマルコは9番アイアンを車のトランクに置いてきていた。片山晋呉は5番より大きいアイアンは入れていない。

全般的に見ると、全米オープンはアクシネット社のパーティとも言うべき状況だった。タイトリストがボールをはじめ、アイアン、ウェッジ、そしてパターの使用率で他を圧倒し、シューズではフットジョイが席巻していた。

タイガー・ウッズは今回のメジャー勝利でも、使っていたのはタイトリストの鍛造アイアンだったが、ウッズがナイキの鍛造アイアンに切り替える日は近いという噂が依然として流れている。ウッズはナイキにとって大看板の一人であり、2000年にボールをタイトリストからナイキに替え、今年になってドライバーをタイトリストからナイキに替えている。ナイキ筋の話ではウッズは「すぐにでも替えられる」ところまで来ているとのこと。「そのアイアンは何度も何度も調整されて彼の気に入ったものに仕上がっている。おそらくタイガーがメジャーの一つ、あるいは二つ逃したとき、ということになるだろう」。

1996年秋にプロ入りして以来、ウッズはタイトリストの用具を使ってきた。ナイキとの契約では、クラブについては好きなものを使っていいことになっている。初日を控えた練習場で、ウッズがタイトリストの3番ウッドを打っているときにシャフトが折れてしまった。そのシャフトはダイナミックゴールドのX-200で、折れたのは接合部。すぐに新たなシャフトに差し替えられたが、今度は初日にヘッドの中に剥離した接着剤のかけらが入っていて、ラウンド中に音がして気になったようだ。翌日の二日目はバックアップの3番ウッド(タイトリスト)を入れていた。

ドライバーはテーラーメイドが過去6回のメジャー同様、優位だった。使用者53人のうち13人は新しい500シリーズだった。全米オープンでは金属鋲のスパイク使用者は2001年には59人だったが、今回は53人で減少傾向を続けている。ソフトスパイクス・ブラック・ウイドウ使用者は86名だった。

By James Achenbach

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