感情と、自らのゲームをコントロールするタイガー・ウッズ
タイガー2003年はどうする?
来季のPGAツアーに新規イベントが増えたことでスケジュール調整が難しくなったタイガー・ウッズ。4年間で3勝をあげたEPGAツアー「欧州プレーヤーズ選手権」と尊敬するバイロン・ネルソン卿主催のPGAイベントの日程が来シーズンから重なることになった。タイガーはどちらを選ぶのか?
99年のタイガーは圧倒的な強さで2位以下に3打差をつけての優勝。
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タイガー(99年)「大会を通じて、3ボギーしか出さないほど絶好調だったんだ。ショットもパットも思うように決まった。」
01年は見事な直接カップインのイーグルでギャラリーを沸かせ、4打差で優勝。
タイガー(01年)「7番アイアンをキレイにフルスイングしたんだ。グリーンに到達したときボールが見えなくなったから、オーバーしたのかと思った。でも次ぎの瞬間ギャラリーが大騒ぎしたので入ったんだと判ったんだ。」
そして今年、モンゴメリーとのプレイオフ3ホール目で優勝。終始安定したゴルフで無言のプレッシャーをモンゴメリーにかけたタイガー。モンティはプレッシャーに負けてか、勝負に出たショットで自滅。ついに大会史上初の連覇をタイガーが手に入れた。
タイガー「今日はパットに苛ついた。パッティングはよかったのに、ことごとくカップに嫌われスコアに結びつかない。でもそういう入らないときこそ、自分のパッティングを信じて忍耐強くいなければならない。そこでパットを信じられなくなると大きく崩れるんだ。僕は信じたおかげで、72ホール目に大事なプレイオフへのチケットがかかったパットを決めることができた。自分の読んだラインを信じて、ただ打つ。それが入らないパットが入るようになる秘訣だよ。」
これだけ相性も良く、強さを発揮できる大会なだけに、ぜひ来年はタイガーに3連覇を達成してもらいたいもの。タイガーはドイツでの3連覇とネルソン卿のどちらを選ぶのだろうか?