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2002年「ザ・プレーヤーズ選手権」チャンピオン

「ザ・プレーヤーズ選手権」史上初!!PGAでの初優勝を準メジャーと言われるこのような大きな大会で征したクレイグ・パークス。メジャー優勝経験がなくても、優勝経験さえなくても、充分に「チャンピオン」の名に相応しい、上がり3ホールのスーパープレー。16番でのチップイン・イーグル、17番のバーディ、そして最終ホールでもミスから転じてチップインのパーセーブ。神懸かりなスーパープレーとその時パークスが見せたガッツポーズは「タイガー的」。そんなパークスはニュージランド出身で、少年時代に卓球やクリケットに夢中。卓球に関しては全国チャンピオンにまでなった腕前。さらにゴルフにはほとんど興味がなかったのだという。

クレイグ・パークス(優勝記者会見)「僕が10歳の頃、ゴルフ好きの父と良く一緒に行ったんだ。僕がキャディをしてあげていたんだよ。父は腰の手術をしていて、かがんだりするのが辛くてね。だから僕がボールをティアップしたり、カップからボールを拾ったりしてた。何度も父に『お前もやってみるか?』と聞かれたんだけど、やる気はしなかったね。キャディをしてあげて半年以上経った頃、初めて『僕もやってみる』と言い出して、初めてクラブを持ったんだ。だんだん他のスポーツにも飽きてきていて、本格的にゴルフを始めたのは13歳の時だよ。」

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父親のおかげでゴルフに魅了されたパークス少年は1993年にプロ入り。最初の3年間は「フーターズ・ツアー」に参戦。4勝を上げている。その後、4年間を当時の「ナイキ・ツアー(現・BUY,COMツアー)」で過ごし、2000年のPGA「Qスクール」で8位タイに入り、PGA入り。PGAでの2年間は苦戦の日々。パークスの名前を知るゴルフファンはほとんどいなかった。しかし「ザ・プレーヤーズ選手権」の「神話」を崩す、PGA優勝未経験者による優勝を成し遂げ、彼はいまゴルフ界で最も有名な男になった。

クレイグ・パークス「週の始めにザ・ゴルフ・チャンネルを見てて、優勝未経験者には不可能だと言っていた。タイガーほどのプロでなければ、また経験不足の選手には手に負えないコースだと言っていたんだけど、ホテルの部屋でそのコメントを効きながら、不可能ってことはないだろうって思ったんだよ。」

このコメントを試合を中継していたNBCのコメンテーターから受けていた優勝インタビューで言ってしまったパークス。「ザ・ゴルフ・チャンネルを見てて...」と言った後に「ごめんなさい」と誤り、NCBのコメンテーターも苦笑い。トロフィーを渡した昨年の優勝者タイガーや周囲のギャラリーからも笑いがこぼれていた。こんな素朴さがまた新鮮な「新チャンピオン」誕生である。この輝かしい優勝で、パークスの世界ランキングは203位から一気に64位まで急浮上した。

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