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2009年 トランジションズ選手権
期間:03/19〜03/22 場所:ウェスティンイニスブルックリゾート(フロリダ州)

石川遼、39位タイで米ツアー初の予選突破!

米国男子ツアー「トランジションズ選手権」2日目、2アンダーの15位タイからスタートした石川遼は、この日はアイアンの距離感に苦しみながらも何とか耐え凌ぎ、1バーディ、3ボギーでホールアウト。通算イーブンパーの39位タイとし、見事に米ツアー初の予選突破を果たした。

石川は午後2時26分、最終組からのスタート。この日は午前中から強い風が吹き、全体的に伸び悩むタフなコンディション。それでもスタート前の練習で「カットラインを気にしないでプレーできるかな、と思えるぐらい良い調子だった」という石川は、スタートホールの10番パー4で300ヤード超えのティショットをフェアウェイに運ぶと、2打目をピン左1メートルにナイスオン。これを沈めて連日のバーディ発進とする。

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しかし、その後は「風が強くて、フェアウェイが狭く感じて難しかった。アイアンも風の読みは合っていたけど、ピンまでの距離がしっかり打てていなくてパーしか拾えなくなった」と17番までパーが並ぶ。すると、18番パー4で3メートルのパーパットを外してボギー。さらに折り返し後の2番パー4でも2.5メートルを外してボギー。6番パー4でもボギーとしてイーブンパーに戻し、予選通過ラインにあと1ストロークまで後退してしまう。

だが、ここで弱気になることはなかった。「守ろうとは思いませんでした。バーディを獲りにいかないとパーも取れなくなる。攻め方と気持ちは変えないで行こうと思いました」。残り3ホールでいずれもパーオンに成功し、確実にパーセーブ。「ラスト3ホールは何とか耐えられました。ちょっと前だったらできなかったことだと思います」と、自らの成長を実感していた。

「今日も進歩したと思います。4日間でアンダーパーが目標でしたが、この2日間でできないことではないと感じました。2日間で8個以上のバーディと、アンダーパーフィニッシュを目指します!」。予選突破を果たし、後はとにかく上を目指すだけ。首位とは6打差、上位争いに加わる可能性も十分だ。

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