報道陣のカメラに笑顔を向ける、今大会のホストを務めるA.パーマー

26日（木）にフロリダ州のオーランドにあるベイヒルGC＆ロッジで開幕する米国男子ツアー「アーノルド・パーマーインビテーショナル」に出場する石川遼が、開幕前日の25日にホストを務めるアーノルド・パーマーとの初めて対面する予定だ。実は、23日にコース入りした石川は、パーマーとこれまでに2度のニアミスがあった。

1度目は、石川がプロアマ戦に出場した23日。パーマーが車でコースの駐車場を後にした約3分後、石川を乗せた送迎車が入れ違いで駐車場に戻ってきたのだ。2度目は翌日の24日。ドライビングレンジで練習していた石川の約20メートル後方にパーマーがラジオ出演のために姿を現したが、互いに気付かず対面は叶わなかった。

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祖父と孫ほどの年齢差があるパーマーと石川だが、石川にとって過去に少なからず縁があった。中学1年の時に、今大会の会場と同じベイヒルGC＆ロッジで開催されたジュニア競技に参加。同コースはパーマーがオーナーを務めており、その参加賞としてパーマーの直筆サイン入りピンフラッグを貰ったという。「その時は会えませんでしたが、帰ってすぐに部屋に飾りました。すごく興奮しました」と、当時を振り返った。

「パーマーさんはどうか分からないけど、僕は少し繋がりがあったと思っています。憧れでもあるし、明日はすごく緊張すると思います」。今大会への出場を推薦してくれたパーマーに、感謝の言葉を伝える機会がようやく訪れる。