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ネイションワイド最終戦、選手が帽子にリボンをつけていた理由は?

10月30日、爽快な青空のもとに開幕した『ネイションワイドツアー選手権』は、ジェイス・バグの白血病悪化のニュースによって暗雲が立ちこめた。昨年のネイションワイドツアー第30戦目のあと、 当時27歳のバグは急性骨髄白血病と診断され、10月には再発に苦しんでいた。

彼は5月12日に骨髄移植を受けているが、全米ツアーのメンバーで彼と親しいデイヴィッド・ブランショウによると、テキサス大学MDアンダーソン癌センター(ヒューストン)の医師は、これ以上は何も施しようがないことをバグに伝えている。ブランショウは痛切な面持ちで語った。「医者は、数日の命。もしかしたら数週間しか生きられないと火曜日(10月28日)彼に言っていたよ。彼には奇跡が必要だ。ちょっとやそっとの奇跡ではなく本当の奇跡が」

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移植直後、バグの体調は良くなったように思われた。バグからのメールによれば、9月の検査では、血液型がドナーと同じB+に変わっており、移植は成功していたのだ。ブランショウは、バグは他の医師の診断を受けようと思ってはいないという。そのかわり、ケンタッキーのヘンダーソンにいる家族や友人とともに過ごすのだ。ブランショウは1999年のカナダ・ツアーのイベントでバグと出会った。「バグはまだまだ世界中で必要とされている。神は彼みたいな人を連れて行かなくてもいいのに」とブランショウは語った。

ツアー当局は、2002年のアーカンサス・クラシックに優勝し、昨年の賞金ランキングで29位を飾ったバグに敬意を表し、オレンジ色とくり色のリボンを選手とキャディに配り、オレンジのリボンがキャピトル・ヒルのスコアボードに掛けられた。バグの妻ミスティもメールで「今すぐにでも奇跡が起こって欲しい」と語っている。ツアーに参加する選手の多くはバグの友人であり、ラウンドを終えると彼らには明らかに沈うつな面持ちがあった。ジェス・ダレイは「うわべだけで動いている」と吐露し、カナダ・ツアー以来の友人であるジェイソン・ボーンもまたショックを受けた者の一人だ。バグの病が発覚した直後、ボーンは骨髄移植のドナーに名乗りを挙げていた。「家に帰って家族や妻を抱きしめたい気持ちに駆られるよ」とボーンは言った。

Golfweek

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