P.ハンソンのスイングをスーパースローで見る
2012年 マスターズ
期間:04/05〜04/08 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
P.ハンソンがメジャー初制覇に王手
ジョージア州オーガスタナショナルGCで開催中の海外メジャー初戦「マスターズ」。最終日を前に、北欧の伏兵が単独首位に立った。2アンダーの11位タイから出たピーター・ハンソン(スウェーデン)が今大会のベストスコア「65」をたたき出して通算9アンダー、初のメジャー制覇に王手をかけた。
出だしの1番でいきなりボギーをたたいたハンソン。しかし直後の2番(パー5)で2オンに成功し、きっちりバーディを取り返すと、猛チャージは中盤に始まった。8番(パー5)から2連続バーディを奪って折り返し。12番(パー3)ではティショットをピンそば2メートル、14番ではフェアウェイからの第2打を50センチにつけてチャンスを活かす。上がり5ホールで4バーディ。快心のゴルフに笑顔が絶えなかった。
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米国では未勝利のハンソンだが、主戦場としている欧州ツアーでは2010年に2勝をマークし、同年には「ライダーカップ」代表入りを果たした。このマスターズは昨年初出場し、予選落ち。しかし今季は「アクセンチュアマッチプレー選手権」でベスト8進出、「キャデラック選手権」で4位とWGCで好成績を残している。
最終日は、今大会の予選ラウンドで同組だったフィル・ミケルソンと最終組でプレーする。「(ティオフまでの)今日の夜も、明日の朝も長くなるだろう。でもフィルと一緒にプレーできるのは、素晴らしいこと。何度も一緒にプレーしたこともあるし、ここで大観衆を前にしてプレーできるなんて最高だ。みんな彼の応援をするだろうけど、少しでも僕にも注目してくれたら」と淡々と頂点を目指していく。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)