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2011年 全米オープン
期間:06/16〜06/19 場所:コングレッショナルC.C(メリーランド州)

出遅れの藤田「せっかくここにいるのに・・・」

2年連続2度目の「全米オープン」出場となる藤田寛之は、午後1時46分に1番ティからスタート。コースを選ばない安定性の高いプレーが強みの藤田だが、この日はショット、パットともに精度を欠き、序盤、中盤、終盤とラウンドを通して苦しい展開が続いた。

スタートホールの1番。ティショットを右のバンカーに打ち込むと、2打目はダフり気味に入りグリーン手前のバンカーへ。3打目もグリーン奥にこぼれ、4オン2パットのダブルボギーとしてしまう。さらに6番(パー5)からは「基本的に調子が悪いので、ミスショットが続いている」と4連続ボギー。前半だけで6ストローク落とし、早くも下位に沈んだ。

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10番(パー3)で5メートルを沈めバーディを奪い、「1つ1つ獲っていけば2日目に望みはある」と気力を振り絞るものの、「決定的ですね」と振り返る16番(パー5)でダブルボギー。この日2バーディ、6ボギー、2ダブルボギーの「79」を叩き、8オーバーの145位タイと大きく出遅れた。

「基本的に下手なんでしょうね。どっちにも曲がりそうだし、30センチのパットも外しそう。こんなに不安を抱いているのに、世界一のステージで戦っているということに矛盾を感じてしまうし、やりきれないですね。せっかくここにいるのに・・・」。海外メジャーへの想いが人一倍強い藤田だけに、本来のプレーからかけ離れた内容に悔しさを滲ませていた。

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