遼、一回戦突破はドライバーショット次第!
2011年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権
期間:02/23〜02/27 場所:リッツカールトンGC(アリゾナ州)
【GDO EYE】遼の対戦相手は病み上がり!?
「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の一回戦で、石川遼と対戦するチャール・シュワルツェル(南アフリカ)は、現在世界ランキング25位で、39位の石川よりも格上。そのシュワルツェルは、石川という選手をどう見ているのだろうか。
「あー石川ね、知っているよ。まだ若いのに注目を集めているし、いい選手だよね。実際にプレーを見たことはないけど、ドライバーショットは良いらしいね」と、石川が日本ツアーで「58」という世界最少スコアで優勝したことや、日本ツアーで賞金王になったことなどニュースで知っているという。
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「彼はドライバーショットで飛ばすだろうけど、自分は飛ばす選手ではないんだ。シャフトを少し短くしているので、方向性を重視している。その分アイアンショットで攻めるゴルフがしたいので、明日の対戦は楽しみだよ」。石川とは対照的な攻め方で勝負したいというシュワルツェル。
そんなシュワルツェルだが、体調面での不安がある。今季も開幕戦から欧州ツアーに参戦し、5試合全てでトップ10入り。ここ4試合は「ヨハネスブルグオープン」での優勝を含め全てトップ5入りと好調を続けてきた。しかし、3週間前の「アルフレッドダンヒル選手権」で2位に入った後、2週間のオフを取り、先週はインドでの試合に出場する予定だったが、風邪を引き欠場してしまった。
この日の練習ラウンドでは「もう大丈夫」と話すシュワルツェルだが、体調が完璧に戻っているかは不明だ。先週、今季初戦を迎えた石川に比べると、1月からツアーで連戦を戦ってきたシュワルツェルの方が試合感を保っているが、一つの流れで何が起きるかわからないのがマッチプレーならでは。どちらが自分の流れを掴むかが大事になってくる。(編集部:本橋英治)