石川遼ら日本人選手が世界に挑む!「2010全米オープン」特集
2010年 全米オープン
期間:06/17〜06/20 場所:ペブルビーチGL(カリフォルニア州)
【羽川豊レポート 全米オープン初日】メジャーを戦う上で大切なこと
2010/06/18 15:34
風とグリーンの難しさ。ラフは今年はそんなに長くないと言われていて、ラフに行っても打てるといえば打てる。ただ、風が強くてアップダウンがあるから、距離感が難しいね。みんなショートアイアンが飛んでる。グリーンにワンバウンドして、10ヤード位奥に飛んでっちゃうんだから。
風は北風だったのが、午後に入って西風になってきた。そうなると18番がアゲインストになるから難しい。
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14番は難しかったね。今日のピン位置なら、ショートアイアンでも右に行ったら3パットがあるし、左に落としたらボギーやダボがある。明日はバンカーの上に切ってくるんじゃないかな。2000年はラフが周囲にあって、まだ良かったね。今日は、1ピン位しか狙い目がないから難しいよ。
遼は前半は固さがあったね。フェードヒッターがティショットを左にひっぱり込んじゃってるんだから。でもパットは問題ない。
明日は我慢比べになるだろうね。ナイスショットしたのがラフに入って、ボンとグリーンを跳ねてボギーになって。なんでこれがボギーなんだって。自分の中に溜め込まないで、次のショットを冷静に打てるのか?それがないとメジャーでは勝てないから。条件はみんな同じなんだから、その中でカーッとしないでいかにコントロール出来るかが勝負。
藤田と谷口は上がりがダメだったね。勝てる選手はああいうところを締める。二人とも良いゴルフだったけど、後半の大事なところでボギーを叩いてしまう。その辺が世界のメジャーを戦う上で大切なこと。苦しいところを耐えられると、明日もそういう良いゴルフが出来る。1ストロークによって左右されちゃうセッティングの難しさがあるね。