ミケルソンは2度の2位惜敗 シェフラーが史上初“誕生日メジャーV”でグランドスラムへ
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(16日)◇シネコックヒルズGC(ニューヨーク州)◇7440yd(パー70)
史上7人目のキャリアグランドスラムが懸かるスコッティ・シェフラーにとって、今週は勝つか、それ以外かの戦いになる。
「もし今週2位で終わったら、『グランドスラム達成の最初のチャンスを逃した』みたいになるだろう。2位で終わることは失敗なのか? もう少し広い視野で見れば、2位は必ずしも悪いことじゃない。このスポーツでは、単に勝てていないというだけで、しばしば失敗したような気持ちになってしまう。でも、それもこのスポーツの一部なんだと思う。だからこそ、僕は自分の成功や失敗にあまりこだわらないようにしているんだ」
昨季は6月までに3勝(年間6勝)を挙げたが、今季の優勝は自身のシーズン初戦だった「ザ・アメリカンエキスプレス」の1勝のみ。そのほかトップ5が6回と惜敗の続くシーズンにあって、世界ランキング1位は一喜一憂せず淡々とプレーを重ねる。平均ストローク1位(68.31)はその最たる証だ。
大会最終日の6月21日が30歳のバースデーと重なった。これまで誕生日にメジャーを勝った選手はいない。フィル・ミケルソンは2002、13年と最終日に誕生日を迎えた「全米オープン」で2位惜敗。昨年「全英オープン」ではクリストファー・ゴッターアップが、ことしの「マスターズ」ではラッセル・ヘンリーがいずれも最終日に歳を重ねたメジャーを3位で終えた。
王手をかけて最初のチャンスで運命的な巡り合わせ。それでも、「1番ティに立つ時、できることはすべてやったと自分に言い聞かせる。あとはコースに出て、実行に移すだけ。『勝たなければならない』とプレッシャーを感じるのではなく、純粋に競技を楽しむ姿勢に戻りたいと思っている」とスタイルを貫く。(ニューヨーク州サウサンプトン/亀山泰宏)