「2人とも勝つべくして勝った」 久常涼は同年代・金子駆大&細野勇作のVに刺激
◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント presented by Workday 事前(2日)◇ミュアフィールドビレッジGC (オハイオ州)◇7569yd(パー72)
前週の金子駆大の欧州ツアー「オーストリアアルペンオープン」優勝の一報を、久常涼は「チャールズ・シュワブチャレンジ」試合会場で聞いた。同年代でジュニア時代からしのぎを削ってきた仲間でもあり、ライバルでもある。「やっぱりうれしいですよね。駆大とはずっと一緒にやってきたので」と、同じく海外で戦う仲間の快挙を素直に喜んだ。
さらにもう一人の同年代、細野勇策の国内メジャー「日本プロゴルフ選手権」優勝にも触れ、「勇策も勝ちましたよね。まあ2人とも勝つべくして勝ったと思います。活躍は自分にとっても刺激になりますよ」と気を引き締め直した。
同年代の活躍に続きたいところだが、前週は相性の良い大会で2日目を終えて15位だったが、週末にスコアを落として66位に沈んだ。「そんなに悪くないんですけどね…」と、ショットの調子が上がっていただけに、結果に結びつかなかったのがもどかしい。最終日のホールアウト後はただ一人、練習場に直行してショートゲームの練習に時間を割いた。「(アプローチは)ずっと数字は良くないですから。いきなり良くはならない」。課題と地道に向き合う姿勢と積み重ねがシグニチャーイベント(昇格大会)出場にもつながっているのは間違いない。
シグニチャーイベントは今季7試合目。世界ランキング上位者が集まるフィールドにも「んー、他の大会とあまり変わりはないですけどね。でもすごくいい大会に出られてうれしいですし、いい準備して頑張りたいな」と自然体だ。
初めて訪れるミュアフィールドビレッジについても、「ここで松山(英樹)さん勝ったんだよなぁ、すげえなぁ」と18番ホールを見渡しながら、期待に胸を膨らませていた。
試合2日前のこの日は、その松山と練習ラウンドをともにしアウトの9ホールを細かくチェック。「素直に難しいですね。先週もすごくいいコースで難しかったけど、今週は今週で難しい。コースの造り方がちょっとやり過ぎというか、アグレッシブな感じはします。ショットの精度がより求められる」と印象を口にした。ラウンド中には松山からコース攻略のアドバイスを受けていたが、「中身は教えないっす」と笑みを浮かべ、23歳らしいあどけない一面ものぞかせた。
ラウンド後はすぐに練習場へ向かい、ショットの確認を続けた。次は久常が同年代に刺激を与える番だ。(オハイオ州ダブリン/服部謙二郎)