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ライダーカップ/サットン「エゴを捨て、チームとして戦ってもらう」

来月開催されるライダーカップのキャプテン推薦枠2名が発表され、米国選抜チームの12名が出揃った。推薦発表直後、米国キャプテンのハル・サットンが単独インタビューに答えてくれた。ライダーカップ・キャプテンとしての決意や、今回の戦略を支えるサットン流の哲学などを聞いた。

-アメリカ選抜チームのキャプテンという重圧をどう受け止めていますか?

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ハル・サットン
「僕はアメリカ人として生まれ、アメリカ人として死にたい。アメリカという国に誇りを持っています。国のために何かできるという栄誉に誇りを感じています。ですからライダーカップのキャプテンに任命された時は、断る理由がありませんでした。こんな名誉なことはありませんからね。任命されてから今日まで真剣にキャプテンとしての役割に向き合ってきました。そしてアメリカを代表するチームとして、全国民が誇れるような戦いをしなければいけないと感じています」

-過去4大会で3敗している米国チームですが、なぜ勝てないのでしょうか?

ハル・サットン
「今まではいろんな感情が入り乱れて邪魔になっていたのだと思う。選ばれた12名はそれぞれ素晴らしい才能を持っています。ですから当たり前のようにエゴもあります。時にはそのエゴのぶつかり合いや、気負いなどがチームとしてのプレーを妨げていたのかもしれません。ですから僕は今回、全12名にはっきり言っていくつもりです。『それぞれの才能を最大限に活かしつつもチームで戦っているということを忘れるな』と。エゴは捨てて、チームのためには犠牲にしてもらうものはあると思います。みんな大人ですから、理解してくれるでしょう。

「チームにとって役立つ選手は何戦も出てもらいますが、たとえビッグネームでも戦略的に必要ないと思えば出番が減るかもしれません。12名の個々の力をしっかり集結させてチームの力にしたいんです。ですから仲の良い2人を組ませるといったことはしません。反対に甘えが生じたりしますからね。全選手に誰と組んでもしっかり仕事をしてもらいます」

-今まではタイガー・ウッズに多くのキャプテンたちがリーダー的存在を求めてきました。タイガーに何を期待しますか?

ハル・サットン
「タイガーが感覚を早く取り戻してくれればと願ってます。最近のタイガーは居心地が悪そうだ。でもタイガーは自分でどうすればいいか分かっているはず。残り数週間でしっかり見つけて欲しい」

-タイガーが「居心地が悪い」のはスイングが原因ですか?それとも世界ランキング1位を332週保ってきたことなどからのプレッシャーでしょうか?

ハル・サットン
「もちろん後者の方です。まるで金魚蜂の中で生きてるかのように常に注目を浴び、批判され、評価される。そんな生活に疲れているのだと思います。しかし、タイガーは人間としても素晴らしいですし、ゴルファーとしては誰もが認める天才です。きっとタイガーはライダーカップ時にしっかりと自分の仕事をしてくれると信じています」

-キャプテンとして戦略の哲学は?

ハル・サットン
「私が決断を下すということですね。チームの12名に我々に与えられた使命が何であるか、そのために何をしなくてはならないか、常に彼らに意識してもらわなければなりません。私の仕事は選手たちが、『優勝』というたった1つの目標に向かって邁進してくれるように、常に言い聞かせることでしょう」

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