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全米プロでルールが変わる?!「スルー・ザ・グリーン」採用を検討中

2004/07/29 09:00

ザ・ゴルフ・チャンネルが得た情報によると、今年の「全米プロ選手権」の開催コース、ウィスリング・ストレイツでは全て「スルー・ザ・グリーン」のルールが適用されるかもしれないとのこと。言い換えれば、グリーンサイドバンカーまでウェイストエリア扱いとなり、選手たちはクラブフェイスをソール(地面に接触)することはもちろん、素振りをすることも許される。

このようなルールが適応されるのは極めて稀。最近でこのルールで使用されたのは91年にキオワで開催された「ライダーカップ」。まだPGA・オブ・アメリカは「スルー・ザ・グリーン」に確定したわけではない。しかし開催中の混乱を避けるためにも、異例なルール適応に動くかもしれない。コース・セッティングの責任者、ケリー・ヘイグ氏によると、PGA・オブ・アメリカはルース・インペディメントの扱いに頭を抱えており、ルールを「スルー・ザ・グリーン」にする方向で考えているという。

一方、選手たちからは驚きの声がでており、「スルー・ザ・グリーン」適応には批判的。さらにUSGAのトム・ミークスもメジャー大会で選手たちがバンカーでソールしている映像が流れるのは世界中のゴルファーに誤った印象を与えてしまうことにつながりやるべきではない、との強い批判が出ている。

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