史上初のホールインワンも出た! 早藤将太キャディの浮島グリーン挑戦は…
◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 事前(12日)◇TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ・スタジアムコース(フロリダ州)◇7352yd(パー72)
開幕前日の恒例イベント「キャディコンテスト」が開催され、松山英樹のバッグを担ぐ早藤将太キャディもアイランドグリーンの名物ホール、17番(パー3)に挑戦した。各選手の相棒がティショットを放ち、ピンまでの距離を競う。「今年はやるよ」と気合十分で宣言し、松山のPWを借りて臨んだ。
池に近い手前にピンが切られたシビアなロケーションも、風は穏やかなコンディション。「(右の)バンカーからドロー」とボスの“助言”も受けた一打は無情にも左へ飛び、ため息とともに水しぶきを上げてガックリと肩を落とした。
「悔しいのと、情けないのと、ダサいのと、恥ずかしいのと…。漢字一文字で表すなら『負』ですかね」と嘆き節が止まらない。来年のリベンジについて「毎年(来年こそと)言ってる気がします…」と笑った。
優勝はコリン・モリカワのキャディであるJJヤコバックさん。キャディ歴17年のベテランは、かつてミニツアーでプレーしていた“優勝候補”だったが、なんとイベント史上初のホールインワンを決めてみせた。9Iのショットが右上からスピンバックしてカップに吸い込まれ、お祭り騒ぎのティイングエリアでもみくちゃにされた。
優勝者には賞金(非公開)とともにPGAツアーと契約するサングラスブランド「ノックアラウンド」の厚意による1万ドル(約148万円)、今大会のVIPエリア駐車券などが贈られる。また、大会側は賞金総額と同額を優勝者が選んだ地元の非営利団体に寄付することになっている。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/亀山泰宏)