松山英樹もひいきのチックフィレイ 着ぐるみキャラが鶏ではなく牛なのは?
松山英樹の大好物と報道され、日本未出店ながらゴルフ界では知名度が上がっている米国のチキン料理チェーン「チックフィレイ」は「アーノルド・パーマー招待」のサブスポンサーでもある。会場内で働くボランティアのシャツの袖や案内係が着るビブスには、同社のロゴがあしらわれている。
9番ホールの右横のギャラリープラザには、チックフィレイがプロモーション用のテントを出し、後ろのグリーンではパッティングのイベントが行われていた。もちろん、チックフィレイのチキンを提供するテントも出ていて大人気だった。
ところで、会場にいる同社の着ぐるみキャラクターは“牛”。ロゴの中に鶏がいるのは分かるのだが、キャラクターはなぜか白黒のホルスタインなのだ。チキンじゃない。
この理由は、同社が1995年から展開する広告にある。牛のキャラクターが街中の看板に「EAT MOR CHIKIN(もっとチキンを食べよう)」とペンキで書いているという広告が有名で、「チキンを食べてくれれば牛が食べられなくなるので自分たちが助かる」という意味合いだ。少々残酷な感じもするが、あくまでもユーモアとして広く認識されており、チキンがメイン商品のチックフィレイの伝統的な広告になっている。パーマー招待の会場にいるチックフィレイのキャラクターも、だから牛というわけだ。
さて、チックフィレイは全米に3000店舗超を展開する一大ファーストフードチェーンにもかかわらず、日曜日は全店舗が定休日。これは創業者が熱心なクリスチャンであることに由来するもので、空港内に出店する店舗も然りだ。そして、パーマー招待の会場に出店していたテントも、日曜日は閉店していた。なんとも一本筋の通った企業である。
◇田邉安啓(JJ)
福井県出身。ニューヨークを拠点にゴルフカメラマンとして活動する。1991年に渡米し、大学卒業後の96年から米国のゴルフ場で勤務した。98年からゴルフカメラマンとして、PGAツアーやLPGAツアーを撮影。現在は年間30試合以上を取材。