タイガー・ウッズの母クルチダさんが死去「ママ、愛してる」
タイガー・ウッズの母・クルチダさんが4日、死去した。80歳だった。ウッズが自身のSNSで「最愛の母であるクルチダ・ウッズが今朝早くに亡くなった。深い悲しみをお知らせしたい」と明らかにした。
クルチダさんは1944年、タイのカンチャナブリで生まれ。ベトナム戦争中にバンコクの米軍基地で特殊部隊のアール・ウッズ氏と出会った。69年に結婚し、75年にウッズを出産。2006年に74歳だったアール氏を前立腺がんで亡くしてからも、愛息がプレーする会場を訪れ、1月にはフロリダで行われるインドアゴルフの新リーグ「TGL」の会場にも姿を見せていた。
ウッズが出場大会の最終日に、赤いシャツを着るのはクルチダさんの発案。山羊座のウッズの「パワーカラー」として薦めたものだった。
SNSの投稿ではさらに「彼女は生まれながらに強い精神の持ち主で、冗談好きでよく笑う人だった。私の一番のファンであり、サポーター。彼女がいなければ、私のあらゆる実績は何ひとつ成し遂げられなかった。たくさんの人、とりわけ孫のサムとチャーリー(ウッズの長女と長男)に愛された。皆さんのサポートとお祈りに感謝し、私と家族の苦しい時間を理解いただきたい。ママ、愛してる」と悲しみの言葉を寄せた。