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アーノルド・パーマーPGA50周年!

アーノルド・パーマーがPGAツアー入りしてから50周年を迎える。1954年、全米アマチュアを優勝し、その年にプロ入り。PGAツアー62勝の内、初優勝はルーキーだった1955年のカナディアン・オープンで手に入れている。輝かしい8つのメジャータイトルのうち「マスターズ」で4勝。パーマーのメジャー優勝として最も記憶に残っているのは1960年の「全米オープン」で成し遂げた劇的な逆転優勝だろう。チェリーヒリズで開催されたその大会で、最終日首位に7打差遅れでスタートしたパーマーだったが、出だしの7ホール中で6バーディを奪い、最終的には2位以下に2打差をつけて優勝した。「全英オープン」は1961年、1962年と連覇を達成している。1960年から1963年にパーマーは29勝を挙げ、「キング」のニックネームが定着した。今とは賞金額の規模が大幅に違う時代に、キャリア14年目でPGAツアー史上初のキャリア獲得賞金総額100万ドルを突破した。PGAツアーでの最後の勝利は1973年の「ボブ・ホープ・クライスラー・クラシック」だった。チャンピオンズツアーが誕生したのもパーマーの尽力があったからこそ。そのパーマーは史上初の「全米オープン」、「全米シニアオープン」(1981年)の両タイトルを手にしたプレーヤーとなった。

アーノルド・パーマー
「他人から言われなかったら気がつかなかったよ。あまりに長いからね。私はこんなに素晴らしい人生を歩んで来られて本当に感謝している。メジャーでの戦いや、素晴らしい試合の数々。もし同じ人生をやり直せると言われたら喜んでもう一度生きたい。何度か負けた悔しさもあるけれど、全体的には充分満足だから」

ゲイリー・プレーヤー
「パーマーはゴルフというスポーツに多大な貢献をしている。彼は素晴らしいカリスマ性を持って生まれた。そのカリスマ性でゴルフを盛り上げた。彼が素晴らしい才能を持っていることは誰もが知っているが、さらに彼は人間的にも素晴らしい紳士だ。彼に憧れる若者達に素晴らしいお手本を示してきたね」

ジャック・ニクラス
「彼がゴルフ界にもたらしたものは大きい。彼が持つ魅力でゴルフが人々を釘付けにした。アイゼンハワー大統領や政界の人々まで、ゴルフ熱に巻き込まれたからね。ゴルフの楽しさを広めてくれたおかげで我々もいるんだ。テレビ中継もパーマーの活躍があったから実現したんだ」

ヘイル・アーウィン 「熱くなるプレースタイル、アグレッシブなショットがテレビ中継に映し出されて、見るものはあっという間にパーマーに魅了された。1960年の全米オープンでの劇的な逆転といい、ゴルフを観る人々を興奮させた」

トム・ワトソン
「パーマーの素晴らしいプレーの数々は語り草になっているし、彼は多くの人にとってのヒーローなんだ。また彼の気性の激しい性格は愛されるキャラクターで、皆が彼を見たくてゴルフに注目してくれたんだ」

リー・トレビノ
「前にも言ったことがあるけれど、辞書で品格と引いたら、説明文章にパーマーのこと、と書いてあるよ。そんな彼だからこそ、世界中が彼を知っているんだ。私も大きくなったらそんな人物になりたいね(笑)」

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