「ソニーオープン」を優勝したのはアーニー・エルスだが、スポットライトはほとんど14歳の天才少女、ミッシェル・ウィに奪われてしまった。初日72、2日目は上がり3ホール中2つのバーディを奪っての68。通算イーブンパーで予選通過に1打届かなかったが、素晴らしい出来栄えだった。

トム・レーマン
「言葉で言い尽くせないほどの驚きだよ。14歳の少女がPGAツアーで68をマークするなんて。ピンポジションは厳しいし、グリーンも早い。マスコミの注目やギャラリーの声援など、プレッシャーがかかった中、素晴らしいプレーだった。予選通過できなくて本当に残念だった。彼女には予選突破をして欲しかったよ」

ジェリー・ケリー
「初日が終わって、ミッシェルが70台を出せたって聞いて、すごいねって言ってたんだけど、2日目には68だ。コンディションが良くて、このコースを知り尽くしているという利点はあったかもしれないけど、それでも凄いことだよ。彼女の成長が楽しみだ」

イェスパー・パーネビック 「こういう人材がゴルフ界に誕生するのを待っていた。彗星のごとく現われ、みんなのオシリを蹴っ飛ばすかのように驚かせてくれるスター選手だ。マスコミやファンがずっとタイガー・ウッズのライバルになりえる選手を探していたけど、ついに現われたという感じだね」

米国ツアーの大会スポンサーの中には、すでにウィへの特別招待を検討し始めたという情報が出回っている。しかし彼女は14歳。学校もある上に、ジュニアの大会、そしてLPGAツアーからの招待もすでに何試合か受けている。また今回のソニーオープンは、彼女が通いなれたコースでの大会ということもあって参戦を受けたが、他のPGAツアーからの誘いをウィが受けるかどうかはわからない。

◇確定しているウィのLPGA参戦試合
3月18日～21日：セーフウェイインターナショナル
3月25日～28日：クラフトナビスコ・チャンピオンシップ
7月21日～24日：エビアンマスターズ
8月20日～22日：ウェンディーズチャンピオンシップ
他LPGA2試合が予定されている