過去3年間はマンデー・クオリファイから挑戦していた憧れの舞台、「ソニーオープン」にミッシェル・ウィが特別招待枠で参戦。念願が叶っただけでなく、夢のような超一流選手との練習ラウンドまで用意されたのだ。ミッシェル・ウィと練習ラウンドを回ったのは彼女が憧れて真似たことから、スウィングが似ていると言われているアーニー・エルス。

ミッシェル・ウィ
「すべてのゴルファーの夢でしょう？アーニー・エルスとプレーできるなんて！自分が一緒にプレーしているなんて信じられないくらい。何人の14歳がこんな最高の想いができます？最高です！」

記者「エルスとスウィングが似てますよね？」

ミッシェル・ウィ
「真似しようと必死に頑張ってるんですけどね」

そんな天才14歳少女を間近で見て、ディフェンディング・チャンピオン、エルスの反応は？

アーニー・エルス
「僕があんな風にスウィングできたらうれしいよ。14歳なのにトップの位置が完璧だねって、キャディとも話ししていたんだ。美しいリズムも持っているし、素晴らしいプレーヤーだよ」

さらにミッシェル・ウィの大物ぶりが感じとられたのは、憧れのエルスとプレーしていても14歳とは思えない程の落ち着き、また自分のパフォーマンスを最大限に出せる強さが出せていたからだ。エルスもかなり感心した様子。

アーニー・エルス
「素晴らしく美しいスウィングを持っているし、飛距離も充分。そして球筋は真っ直ぐだ。ちゃんとした力を持っているよ。ドライバーショットだって、さすがにオーバードライブされちゃうことはなかったけど、しっかり20～25ヤード後ろにはいるからね。僕が14歳の時に彼女と対戦していたらボロ負けだよ」

初日を迎えると、ミッシェル・ウィはPGAツアー史上最年少女子プレーヤーとなる。ちなみにタイガーが最初にPGAツアーに参戦したのは16歳。

ミッシェル・ウィ
「この大会はずっと憧れでした。10歳か11歳の頃からマンディ・クオリファイに挑戦してきましたからね。でも今年は特別招待で参戦できる。最高です。早く試合をしたい。出来はきっと良いと思いますよ。すごく自信に溢れているんです。たとえ予選通過できなくても嘆きません。だってまた翌週、そして翌年と試合はいくらでもありますからね」

14歳らしい素直な喜びと14歳とは思えないプロフェショナルな考え方。ミッシェルの活躍が楽しみだ！