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「2006年ライダーカップ」米国キャプテンT.レーマンの独占インタビュー

今年の「プレジデンツカップ」ではクリス・ディマルコがウインニングパットを沈め、キャプテンのニクラスに捧げる優勝となった米国チーム。来年の「ライダーカップ」米国選抜チームを率いるキャプテンのトム・レーマンに直撃インタビューを行った。

-「米国チームは今年のプレジデンツカップで優勝しましたが米国チームはどんなことを学んだでしょうか」

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トム・レーマン
「チーム戦での勝ち方をマスターしたと思います。私も現地で米国勢の活躍を見ていましたが米国の選手はリラックスしていたとはいえ、みんな自信に溢れ勝利に向けての気迫が感じられました。チームとしての団結力も素晴らしかったと思います。米国の選手はチームワーク意識に欠けると言われていますがそんなことはありません。とにかくあのプレジデンツカップでの優勝は大きかったですし、米国の選手を誇りに思いました」

-「今年上手くいった組み合わせ、クリス・ディマルコフィル・ミケルソンタイガー・ウッズジム・フューリックといった組み合わせをライダーカップでも実現されますか?」

トム・レーマン
「そうですね、その2組は息がぴったりのプレーで勝利を収めたので無視するわけにはいきません。勿論、今から必ずその組み合わせにするかどうかは約束できませんがその2組のようにうまくいくペアリングを考えたいですね」

-「それではご自身のチーム入りの可能性はどうでしょうか?あなたは現在米国のポイントランキングで15位ですが自動的にチーム入りとなるトップ10に入った場合はプレーイング・キャプテンとして参加するのでしょうか?」

トム・レーマン
「私はキャプテンに選ばれた時から言ってきましたがチームとして最高の力を発揮できる12人がメンバーになるべきだと思います。勿論、最終ランキング次第ですがもしも私がトップ10に入ればプレーイング・キャプテンとして出場するつもりです。でも、私がトップ10に入らなかった場合は自分を指名選手に選ぶようなことはしません。それだけはこの場で断言しておきます。ポイントでトップ10に入り、その時調子が良ければキャプテン兼メンバーとしてプレーしたいですね」

-「では、ジョン・デーリーを指名選手に選ぶつもりはありますか?」

トム・レーマン
「デーリーがライダーカップに出場できるかどうかは早くも大きな話題となっていますね。私は1988年くらいからデーリーを知っていますが、彼は素晴らしい才能に恵まれています。デーリーがメンバーとなれば心強いですし、チーム入りに向けて来年いいプレーを続けてほしいですね。彼は波に乗ればどんな大会でも優勝できますし、チーム戦なら誰と組んでも誰が対戦相手でも勝てるでしょう。来年のデーリーには、安定したゴルフをしてもらいたいと思っています」

-「デーリーがチーム入りを果たせばファンは大喜びでしょうね。米国はライダーカップ2連敗の後、敵地アイルランドで戦います。下馬評で米国が負け犬と言われても気になりませんか?」

トム・レーマン
「そうですね、タイガーやミケルソンがいるチームを負け犬と呼ぶのはおかしい気がします。しかし、米国がチーム戦でうまくプレーできないことが多くなっているのは事実です。過去10年から15年ぐらいチーム戦の歴史を見れば米国が不利と言われても仕方がないと思いますね。勿論、個々の才能や実力で欧州勢に劣るわけではありませんが米国はチームとして素晴らしい力を発揮できることをもっと証明しないといけません」

-「あなたがお書きになったパッション・フォー・ザ・ゲームという本の中で『負け犬だったということをバネに頑張った』という一節がありましたが劣等感を持つことも悪くないんでしょうか?」

トム・レーマン
「私が言いたかったのは余計なプレッシャーを感じなくて済むならどんな考え方をしてもいいという点です。負け犬と思うだけではなく何でも構いませんが重圧を感じることなく成功すれば物の見方も変わってくるでしょう。どんな状況でも自分自身にプレッシャーをかけず楽しみながらプレーする方が守りに入ってミスをしてはいけないと思ってガチガチになるよりはるかに上手くいくものです」

-「女子版ライダーカップのソルハイムカップでは、米国チームキャプテンのナンシー・ロペスが様々な方法でチームの絆を深める努力をしていました。あなたは結束を固めるために何をしますか?」

トム・レーマン
「実はこの1年でもうすでにそういった努力をしています。米国勢の絆は深まりつつあると思いますし、今後9ヶ月間でいろいろな機会を設けたいを考えています。詳しくは話せませんが選手のミーティングも行いましたし、誰もがライダーカップ優勝に向けて意欲を燃やしています」

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