PGAツアーのフルシード枠を上位125人→100人に削減へ 2026年から方針
PGAツアーのフルシード100人、下部昇格20人に削減 2026年から適用
2024/11/20 12:05
PGAツアーは18日、大会の出場人数やフルシード獲得人数などについての変更を承認したことを発表した。出場資格と人数の変更は2026年から適用され、フェデックスカップポイントシステムの調整は2025年から実施予定。選手会に当たるプレーヤー諮問委員会(PAC)から提出されたものをPGAツアー・ポリシー委員会が承認した。
主な変更点は以下の通り。
<出場資格>
・翌シーズンのフルシードを得られるのは、現行のポイントランキング上位125人から100人に減少。101~125位は条件付きの資格となる
・下部コーンフェリーツアーからの昇格は、ポイントランク上位30人から20人に減少
・Qスクール(予選会)5位タイまでから、タイを除く5人に限定
・スポンサー推薦枠の廃止。オープン大会については通常4 枠の推薦枠を維持
<出場枠>
・1つのコースで開催される出場人数は156人から144人に削減。日照時間によって120人、または132人で行うこともある
・複数コースで開催される大会は156人で実施。例外として「ファーマーズインシュランスオープン」は144人
・「ザ・プレーヤーズ」の出場人数を144人から120人に削減
<ポイントシステム>
・ポイント配分が変更され、メジャーとザ・プレーヤーズ2位のポイントが増え、11位以下が若干減少
・シグネチャーイベント(昇格大会)7位以下のポイントが若干減少
上記の変更についてPGAツアーのジェイ・モナハン・コミッショナーは、「本日発表した変更は、ファン、選手、大会、パートナー企業にとって最高のPGAツアーを目指すため、競技とスケジュールの改善を6年間検討してきた。これは選手諮問委員会がPGAツアーをより強固なものにするために費やした時間と努力。とても誇りに思う」とコメントした。
選手諮問委員会のメンバーであり、PGAツアーポリシーボードの選手ディレクターでもあるアダム・スコット(オーストラリア)は、「諮問委員会の議論は、PGAツアーの会員資格が男子プロゴルフにおける最高峰であるという信念などに基づいて行われた。PGAツアーの選手代表たちは、ゴルフファンの体験を向上させるために、継続的に改善に取り組む必要があると思っている。今回承認された変更点は、新しい若い才能に公平なプレーの機会と、メンバーにとってポジティブなプレー環境を提供するもの」と思いを明かした。