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米ツアーデビュー戦で手にしたメキシコ切符 杉浦悠太は「考え中」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 最終日(27日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)◇晴れ(観衆1万1062人)

杉浦悠太は、PGAツアー初出場ながら通算13アンダー6位で大会を終え、11月7日(木)開幕の同ツアー「ワールドワイドテクノロジー選手権」(メキシコ/エル・カルドナル at ディアマンテ)の出場権を獲得した。

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勝負どころの終盤、17番で10mのバーディパットを決めてガッツポーズを見せた。2日連続ノーボギーまで後1ホール…。そこでミスが出た。

パー5の最終18番で3Wのティショットを、左に大きく曲げて林の中へ。グリーン方向は狙えない中、200yd以上を残すレイアップか、残り距離が短くなる隣の9番ホールに出すか…。長時間悩んだ末に「(前方に)木があるけど、グリーンが見えたので」と “後者”を選択。2打目をグリーンまで残り165ydのラフへ。9Iでグリーン奥に運び、寄せワンでパーをセーブした。

「ショットの状態が凄く良かった」という4日間。初日から「68」「68」「67」とスコアを伸ばし、最終日はフィールドベストタイの「64」をマークした。7月初旬の国内メジャー「日本プロ選手権」で完全優勝を飾った後、国内ツアー10試合で出場したのは、途中棄権した「Sansan KBCオーガスタ」を含む4試合だけ。体調不良もあって不調に陥ったことがウソのような快進撃だった。

ただ、獲得したメキシコ切符を使うかは悩ましい。「出られるなら出たいけど、正直メキシコのことは考えてなかったので…」。国内ツアー賞金ランクはトップと約4900万円差の6位。賞金王になれば来季の欧州ツアー出場権が手にできる。スポット参戦でメキシコに飛ぶか、同週開催「三井住友VISA太平洋マスターズ」以降の国内残り4試合に専念するか。林の中での決断より難しい2択を思案中だ。(千葉県印西市/松島流星)

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