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2024年 パリ五輪
期間:08/01〜08/04 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)

2024年 パリ五輪【男子】
期間:08/01〜08/04 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)

東京金メダリスト、世界ランク1位…強豪ひしめく松山英樹のライバルは

2024/08/04 11:59

◇パリ五輪 男子 3日目(3日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇7174yd(パー71)

首位と3打差4位で最終日を迎える松山英樹。メダル争いは混戦模様で、リーダーボードには実績十分の強豪がひしめく。日本男子ゴルフ界初の快挙へライバルとなりそうな選手を整理してみた。

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まずは前人未到のオリンピック2連覇がかかる首位ザンダー・シャウフェレ(米国)。東京五輪でも松山との最終日最終組の対決を制して金メダルを獲得した30歳は、ことし5月「全米プロ」でメジャー初優勝と殻を破った。2週前の「全英オープン」も勝ち、最も勢いがある。松山と最終組でプレーしたこの日は後半14番(パー5)で4Iのセカンドをピン下8mに2オンしてイーグル。「今までの経験を生かして勝てるように」と静かに意気込む。

ジョン・ラーム(スペイン)は「66」をマークして通算14アンダーでシャウフェレに並んだ。全英は7位も、翌週にイングランドで開催された主戦場のLIVゴルフで移籍後初タイトルをつかんだ。「この1カ月間はとてもうまくいっている。優勝した後、またすぐにこのポジションにいられるのはうれしいこと」。世界ランキング1位として出場するはずだった3年前の東京で新型コロナウイルスの陽性反応が出て来日できなかったリベンジもかかる。

トップと1打差につけるトミー・フリートウッド(英国)は最終組でひときわ大きな声援を受けそう。このコースで優勝経験があり、連日沸き起こる「トミー」コールに「2日間同組だったウィンダム(クラーク)とヒデキ(松山)には『ここは君のホームカントリーだったっけ?』と言われたよ」と笑う。14番(パー5)は巨大なガードバンカーからベタピンに絡め、最終18番もレイアップした後に70ydから“寄せワン”のパーセーブで喝采を浴びた。

11アンダーの松山、ニコライ・ホイゴー(デンマーク)の1打後方となる10アンダーで並ぶ面々も強烈だ。ロリー・マキロイ(アイルランド)はボギーなしの「66」で6位に浮上し、東京でプレーオフの末に届かなかったメダル争いに加わってきた。「マスターズではこの雰囲気は味わえない。お祭りみたいなものだね」とオリンピック特有の熱気にテンションを上げ、「メダルには今週最高のラウンドをしなければ」と最終日の大まくりを狙う。

やはり…と言っていいレベルで世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)も10アンダー6位に上がってきた。最終18番は右ラフにつかまりながら、フェアウェイに刻んでナイスパーセーブでの締めくくり。「ベストなプレーはできなかったけど、トーナメントでチャンスのある位置に残るには十分。僕がメダルを手にするには、ニコライのようなラウンドが必要だ」。オリンピック史上2番目の「62」を出したホイゴーのような爆発を期した。(フランス・ギュイヤンクール/亀山泰宏)

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