パインハーストより勝ちたい? 松山英樹は“帝王の庭”2勝目へ意欲
2024年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:06/06〜06/09 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)
松山英樹も全米女子オープンに称賛と刺激「笹生選手は圧倒的。渋野選手は粘って…」
◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前(5日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7569yd(パー72)
松山英樹が「全米女子オープン」で日本勢初のメジャー2勝目を遂げた笹生優花に賛辞を贈った。最終日が行われた2日(日)には今週の会場となるオハイオ州に入っており、テレビ観戦。「笹生選手のプレーがよく映っていましたけど、圧倒的でしたね」とうなった。
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首位と3打差でサンデーバックナインに入り、12番(パー3)、13番(パー5)と2連続バーディで単独首位に浮上。終盤まで競る展開ではあったが、「1打差とか(のタイミング)はありましたけど、ショットの内容的にも圧倒的でしたし、周りの選手が苦しんでいる中で圧倒的でした」。4日間をアンダーパーで終えた選手が2人だけというタフなセッティングで見せたショット力を絶賛した。
「日本のゴルフ界にとってもすごくいいこと。メジャー2勝目っていうのは、日本人では誰もやったことがない。あの若さ(22歳)で、(1勝目から)3年間苦しんでいたと思うんですけど、すごいことだと思う。刺激にはなりますよね」。その笹生と3打差の2位に入った渋野日向子についても、「逆に渋野選手は粘ってチャンスをうかがって…という感じだった。(2人とも)タイプは全然違いますけど、刺激になります」と続けた。
頂点を争った2人を含め、女子メジャーで日本勢最多となるトップ10入り5人を記録。世界最高峰のフィールドを席巻する活躍が、今後の男子メジャーでも実現してほしいと願う。「日本人選手がトップ10に5人もいるってことは、男子では今までというか、ずっとないことなので。これからどういう選手が出てくるか分からないですけど、将来的に男子もそういう風になれば、すごく人気も出てくるんじゃないかなと思います」
メジャーのレベルの高さを誰よりも知る松山だからこそ、男子でも同様のことを成し遂げられた時の重みをイメージできる。第一人者として、日本の未来に思いをはせた。(オハイオ州ダブリン/亀山泰宏)