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米下部ツアー2年目の大西魁斗が初優勝 「去年が無駄ではなかった」

◇米国男子下部◇UNCヘルス選手権 最終日(2日)◇ローリーCC(ノースカロライナ州)◇7394yd(パー70)

米下部コーンフェリーツアーの今季第12戦が行われ、最終日を4位から出た大西魁斗が5バーディ、1ボギーの「66」でプレー。4打差を逆転する通算8アンダーで同ツアー初優勝を飾った。「去年は1年目で学ぶことが多く、遠征などいろいろ大変なことがあったけれど、優勝できてうれしく思います」と話し、参戦2年目での初タイトルをよろこんだ。

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愛知県出身の25歳。9歳で渡米し、フロリダ州のIMGアカデミーでゴルフの腕を磨いた。南カリフォルニア大卒業後の2021年にプロ転向。22年「フジサンケイクラシック」で日本ツアー初優勝を飾り、同年のコーンフェリーツアー予選会を12位で通過した。

ルーキーシーズンの23年は22試合に出場。12回の予選落ち(棄権1回)を喫するなど年間ポイントランキング100位に終わり、目標としていた今季PGAツアーの出場権獲得はならなかった。気持ちを新たに臨んだ今季8試合目、同ツアー通算30試合目での初タイトルとなった。

大西は「2022年に(日本で)優勝できて自信になった中で、去年は思うようなスコアが出ずに、とても悔しい中で今シーズンを迎えた。去年やったことが無駄ではなかったと思えたのはすごく心強い」と言葉にした。

大西は今週の優勝により500ptを加算し、ポイントランクは79位から12位にジャンプアップ。10月のシーズン最終戦を終えたトップ30に来季PGAツアーの出場権が付与される。「これでPGAツアーカードに近づけたと思うので、このまま頑張っていきたと思います」と、2年目での“昇格”に向けて意気込んだ。

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