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2024年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/11〜01/14 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)

ダボ取り返すイーグルも「欲が出過ぎた」 ルーキー久常涼は日曜夜にハワイ→米本土へ

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(14日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

前半6番でダブルボギーを喫した久常涼は8番でバーディを奪い返すと、9番(パー5)でイーグルを決めた。さらに10番も獲ってトップ10をうかがう位置まで浮上したが、「68」でフィニッシュ。PGAツアー本格参戦のファーストゲームを通算9アンダー30位で終えた。

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「唯一、悔しいですね」と唇をかんだのは後半14番。直前の13番で9m近い距離を流し込んでバウンスバックを決めた勢いに乗りたい場面。「そのままいいイメージだけが先行して攻めすぎてというか、行っちゃいけないところに行ってしまった」と振り返る。1Wショットが右ラフに入っても、邪魔になる木を低く出してかわし、花道を通せるアングルだった。

そのセカンドが奥までこぼれ、ピンに向かって下るアプローチがショート。返しのボギーパットがカップに蹴られ、「もっと上を上を、じゃないですけど、あの状況からでもバーディパットを打てるところに持っていきたいなっていう思いが強かった。(上位が見えて)ちょっと欲が出過ぎたなって感じです」と言った。

4日間を通したパットのスコア貢献度は「+1.737」でフィールド5位を記録した。ただ、最初の試合を戦い抜いて思うのは「現実として、すごくレベルは高い。松山(英樹)さんは、このツアーでずっと戦っているのがすごいな、と。肌で感じました」。少し風が穏やかになったこの日、J.T.ポストンが「61」で回った。「自分は“タラレバ”でも、そこ(61)まで届いてないと考えると、もっともっと。セカンドショットの精度が、より求められるんだなって思いました」

現時点でシグニチャーイベント(昇格大会)の出場権を持たず、それ以外のレギュラーイベントでもフィールド入りの望みが厳しそうな2月の「WMフェニックスオープン」はマンデートーナメントからの参戦も覚悟しているという。“出られる試合に出る”スタンスでフルシード獲得を目指す。

次週の「ザ・アメリカンエキスプレス」は予選ラウンドで3コースを使用するフォーマットとあって、プレーを終えた夜には米本土に向かって飛び立つ。「あした(月曜)の昼くらいからコースに入って。毎日(違う)ゴルフで楽しいですね」。欧州ツアーでもまれてきた21歳は、やっぱりタフだ。(ハワイ州ホノルル/亀山泰宏)

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