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2024年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/11〜01/14 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)

「スコアをどれくらい出せば…」松山英樹が9打差最終日に考えるコト

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 3日目(13日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

松山英樹は前日の出来事を「通ったんで、ビックリしました」と振り返る。まさにカットラインギリギリの通算2アンダー65位タイでの予選通過。後続のプレーを残すホールアウト時点では「ムリでしょうね」と首を振り、練習場に向かっていた。インスタートの最終組から数えて3組目、ジョエル・ダーメンが最終9番(パー5)で2mもないバーディパットを決めて3アンダーにしていれば、週末はなかった。

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肝を冷やして迎えた決勝ラウンドだが、首位とは7打差。3日目のスコア次第では…の思いもあった。「それを生かして上位に行ければなと思ったんですけど、なかなかスコアを伸ばせなくて」。5バーディ、2ボギーの「67」で通算5アンダーと爆発には至らず、50位にとどまる。

ショットに関して「きのうは悪かったけど、きょうは何となく良い方向に戻ってきた感じはあった」と話す。前半13番までに2バーディを先行した後も、ティショットがわずかにラフへこぼれても、的確なライの見極めとクラブ選択からチャンスメークにつなげる場面があった。ただ、グリーン上のフィーリングとなると、声のトーンは落ちる。

「もう少し、どうしたらいいのかというのを考えながら毎日過ごしているんですけど、なかなかうまいこと行かないって感じですね」。微妙な距離を決めきれず、折り返しの18番(パー5)でガードバンカーからの3打目を寄せられなかったように、負荷がかかる他の部分でミスも出れば、なかなかビッグスコアにはつなげられない。

最終9番(パー5)はティショットを右に曲げながら、低く出したセカンドで花道を通して2オン。2m強を沈め、「最後にいい形で終われて良かった」と少しだけうなずくバーディで締めくくった。

首位とは9打差に開いたラスト18ホールだが、フェデックスカップランキングや世界ランキングを考えれば、そんな状況での戦い方も大事になってくると分かっている。「スコアをどれくらい出せばトップ10かというのは考えながら、少しでも上位に行けるように頑張りたい」。トップ10圏内まで5ストローク。瞳の奥に闘志を宿したまま言った。(ハワイ州ホノルル/亀山泰宏)

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