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「つらかった」4日間 松山英樹は自己ワースト51位で歓声呼べず

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 最終日(22日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)◇晴れ(観衆1万24人)

ため息が歓声よりも早く響く。ねぎらいの拍手が心苦しい。最後のホールは18番(パー5)ではなく“裏街道”の9番。その締めくくりもまたボギーだった。2年ぶりの優勝を狙った松山英樹は「ZOZO」自己ワーストの51位でフィニッシュ。「ショットの内容、パットの内容、ショートゲームの内容からしたら、この順位は仕方がない」と苦戦を嘆いた。

43位で迎えた日曜日もロープサイドは大賑わい。引き連れた大ギャラリーを喜ばせたのは序盤、グリーン周りからの難解なアプローチだった。前半11番はバンカー、12番は深いラフからの3打目をピンそばに寄せた。左足下がりのライからの妙技は、それ以前のショットに苦しんだ証拠でもある。第1打を右に曲げるケースが多く、フェアウェイバンカーに突っ込んだ15番で2つ目のボギーをたたいた。

2バーディ、4ボギーの「72」で通算5オーバー。8月のプレーオフシリーズ「BMW選手権」で途中棄権して以来、2カ月ぶりの実戦は下位をさまよった。14人が出場した日本勢では9番目。「練習をして良い感じで来ていたが、試合になるとうまくできない。またいろいろ考えてやらないといけない」と失望を隠せない。試合勘の欠如は言い訳にせず「自分の状態が良ければ、すぐに軌道に乗せられる。悪いと乗ってこない。今週は連続バーディがなかった。そういうところにつながっている」と静かに振り返った。

変わらぬ声援を送ってくれたファンへの思いが募る。「4日間良いところがほぼなかったので、つらかった。それでもたくさん応援してくれたのがすごくうれしかった。良いプレーがどこかで出ればと思って最後までやったんですけど、ほぼ出ずに終わってしまった」

年内に出場予定のPGAツアーは終了。11月16日(木)開幕の国内ツアー「ダンロップフェニックス」(宮崎・フェニックスCC)でリベンジを期す。「次は良いプレーをしたい。けがをしないように、練習をできるだけ多くやりたいと思う」。50回目の開催となるホスト大会こそは、歓喜の声を集めてみせる。(千葉県印西市/桂川洋一)

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