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“凡ミス”からカムバック 石川遼は5打差で最終日も「意識はそんなにない」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 3日目(21日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)◇晴れ(観衆8066人)

直前の9番でボギーをたたき、スコアを1つ落として折り返した10番。石川遼はセカンド、アプローチとミスが重なって2連続ボギーを喫した。「チャンスの状況から、やりたくないミスをしてしまった。一番ダメージは大きかった」と振り返る。

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ショートゲームの名手としては比較的イージーなシチュエーションで失敗し、ゲームの流れを手放す試合も少なくなかった今季。12番で残ったラフからのランニングアプローチも「7割8割はセーブしたい状況」と取りこぼしたくない場面で、しっかりとパーを拾った。「10番のアプローチのミスを、12番の状況に“介入”させないことがカギだった。ピンチをものにできれば、チャンスに変えられる」。13番(パー3)からの6ホールで3バーディ。確かに上向いた。

強風が吹いた前日に比べれば穏やかなコンディション。「プレーしていて(きのうほど)難しさを感じなかったのに、自分の凡ミス、凡ミスで難しい一日になってしまった。そこで落ち切ることなく上がってこられた」。14番(パー5)では、届くかギリギリだった8Iで会心の3打目も出た。左に曲げた17番もボギーを覚悟するピンチをしのいだ。研ぎ澄まされた感覚は最終18番(パー5)の3打目に凝縮される。

グリーン左手前から短い距離を打ち上げる寄せ。最初に握った62度のウェッジから、直前で57度に持ち替えた。土手でクッションを利かせて勢いを殺す狙いは共通。62度なら少しだけ柔らかく球を上げられる分、跳ね方次第でカラーに止まったり、手前のミスもあり得る。「57度なら強めの球が出るけど、手前のミスは消せる。(ベタピンを)狙いながら、奥に行ってもいい。(オーバーする軌道で返しの)ラインは見えるので」。細心の注意を払った一打がカップをかすめ、バーディフィニッシュを生んだ。

「69」で通算4アンダー8位。首位と5打差で迎える最終日はPGAツアー返り咲きに向けたチャンスと思いきや、「意識はそんなにないですね」と冷静に受け流す。「最終日だからといって、普段やっていないゴルフはできない。自分のプレーを崩してやることが、必ずしもいい結果を生むとは限らない。(仮に)あした何かを悔やむんだったら、今日までやっていることを悔やまないといけない。今日までやってきたことで、最善を尽くします」。試されるのは、これまでの積み重ねでしかないと強調した。(千葉県印西市/亀山泰宏)

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