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池ポチャダボも“68”発進 石川遼「理想ではないけど、これがゴルフ」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 初日(19日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)◇晴れ(観衆5651人)

後半に折り返して迎えた3番(パー3)、石川遼は8Iでピンにピタリと絡めてこの日3つ目のバーディを奪った。無傷の3アンダーで上位戦線に加わった直後の4番は左サイドに池が広がる左ドッグレッグのパー4。505ydの最難関ホールだ。

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左に打ち出した1Wショットは手前側から赤線を横切って水しぶきを上げた。まだたっぷりと距離が残ったラフからの3打目をアイアンでレイアップして4オン2パットのダブルボギー。フェアウェイが硬く、右サイドへの突き抜けも警戒しなければいけないシチュエーションで「フェアウェイを狙いに行ってしまったところがある。(ショットのミスというより)狙い方ですかね」。ラフでもOK、と割り切れなかったことを反省材料に挙げる。

それでも、7番(パー3)は再び8Iのチャンスメークでバーディ。首位とは4打差の2アンダー「68」で17位につけ、3年ぶりの出場となる日米共催の一戦でまずまずのスタートを切った。

ただ、納得の4日間をそろえて2位フィニッシュだった前週「日本オープン」に比べて何となく口ぶりも重くなる。スタートの10番はバンカーからのセカンドが「厚く入ってしまった」。手前に外して何とか3mを決めた直後、11番でもフェアウェイから右ピンに対して右のガードバンカーに落とすミスが出て、2連続でナイスパーの息詰まる出だしになった。

14番(パー5)で最初のバーディを奪っても、15番は左サイドのカラーから5m近い距離をパターで沈める“ガッツパー”。後半パー3での2バーディにつなげた8Iのナイスショットもあれば、9Iで右に大きくミスした場面もあり、「スイング自体も『思った球を打ててないな』みたいな、わりとずーっとそんな感じではあった。何とか、まあアイアンは乗り切れた感はあったんですけど…」と言葉をつなぐ。

「ある意味、モンスターたちが集まっている」と笑いながら表現するフィールドだが、全体的なスコアの出方は予想できる範囲でもあった様子。「きょうは自分の理想としているゴルフではなかったですけど、これがゴルフだと思う。そういう時こそ、全体的にゴルフに必要なことが求められる。焦らず、あしたはあしたの自分の調子の中でやりたい」と泰然自若だった。(千葉県印西市/亀山泰宏)

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