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ZOZO初出場の蝉川泰果「いい位置に行けば松山さんと回れるチャンスも」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前(17日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

2019年の第1回大会は自らの名前とも縁のあるタイガー・ウッズが制し、2年前には大学の先輩・松山英樹が優勝した。蝉川泰果にとって、「ZOZOチャンピオンシップ」は学生時代から憧れの舞台。「楽しみですね」。賞金ランキング上位に入って切符をつかむことがルーキーイヤーにクリアしたいひとつでもあった。

アマ→プロの連覇を逃した前週「日本オープン」の悔しさを持ったまま習志野へ。日本のコースでありながら、PGAツアーの雰囲気を確かに感じる場所だという。「ラフも短く、チャンスがあるように見えて、スポッと埋まったりする。ラフに入れたときの難しさも、ちょっと日本っぽくないというか。日本の(難しいコースの)場合は(見るからに)打てないラフのイメージ」。その“違い”が新たなチャレンジ精神をかき立ててくれる。「技術的にうまく打てれば上位に行けるし、すごくいいセッティングだなと思います」と力が入る。

今季はPGAツアーへのスポット参戦、メジャー「全英オープン」出場も経験した。「自分が全力でやって、どのくらいの順位で終われるか。向こう(米国)に行きたいという目標がある中で、物差しになるんじゃないかなと思う」。得られるのは、結果だけではないはず。海外選手のプレーが刺激になることはもちろん、練習法から学べるところもないか。ドライビングレンジやパッティンググリーンでも必死に目を凝らす。

週末、決勝ラウンドのひそかな目標もある。「松山さんと回ってみたいです。試合でいい位置に行けば、松山さんと回れるチャンスもあると思う。そのチャンスをつかめたら」。上位に絡んでいければ“ご褒美”が待っているかもしれない。(千葉県印西市/亀山泰宏)

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